LESSON 01

二つの世界大戦の入試総合

地図・統計・史料を組み合わせて入試問題を解こう

資料の種類ごとの読み方と、根拠を選ぶ手順を一つの答案に統合します。

このレッスンの役割

前回まで、年表・原因・経済・権利の四つの軸を整理しました。今回は、高校入試で複数資料が出たときの選択手順を練習します。

中心技能は、地図・統計・文章史料から同じ問いを支える根拠を一つずつ選ぶことです。次はコース全体の最終記述で、自分の弱点も診断します。

資料ごとの最初の確認

資料 最初に見る
地図 年代、凡例、国境、矢印、縮尺
年表 前後関係、同時期、空欄
グラフ 軸、単位、基準年、増減の転換
写真・ポスター 発信者、対象、目的
条約・演説 誰が、誰へ、どの状況で述べたか

解答の四手順

  1. 設問の動詞を囲む。「説明」「比較」「理由」「読み取れる」を見分ける。
  2. 各資料から直接言える事実を一つメモする。
  3. 資料間を因果・比較・同時性のどれで結ぶか決める。
  4. 結論→資料の事実→つながり、の順で書く。

例:「地図の植民地分布と貿易額の減少から、ブロック経済の影響を説明しなさい。」

答えは「英仏が広い植民地を含む経済圏内の取引を優先し、外部との貿易を制限したため、植民地の少ない国の市場・資源獲得が難しくなり、対立が強まった」のように、二資料を一つの因果へ入れます。

よくある間違い

資料の数値を写すだけで終えないようにします。設問が理由を聞くなら、その数値が何を意味し、別の出来事とどう関係するかが必要です。

自分で確かめよう

確認1:グラフで最初に見る四点は? 縦軸、横軸、単位、基準年です。
確認2:「読み取れる」と「考えられる」の違いは? 読み取れるは資料が直接示す事実、考えられるは知識を加えた解釈です。
確認3:複数資料答案の基本構造は? 問いへの結論、資料からの事実、事実同士を結ぶ因果または比較です。

まとめと次の一歩

資料問題は、知識量だけでなく、問いに合う根拠を選ぶ力を測ります。次は1914年から1945年を一つの論述にまとめ、戻るべき弱点を判断します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。