このレッスンの役割
前のレッスンでは、工業と科学が戦争の被害を拡大したことを学びました。今回は、政府が国民の協力を得るため、情報と感情をどう動員したかを考えます。
中心技能は、宣伝資料を事実の記録として見るだけでなく、誰に何をさせる目的かを読み取ることです。
今日の問い
「あなたの一枚の硬貨が兵士を救う」と書かれたポスターは、何を説明し、何を見せていないのでしょうか。
プロパガンダ
特定の考えや行動へ人々を導くため、情報や感情を選んで伝える活動をプロパガンダといいます。
| 呼びかけ | ねらい |
|---|---|
| 勇敢な兵士を描く | 志願・徴兵への協力 |
| 家族や子どもを描く | 「守るべきもの」を意識させる |
| 敵を残酷に描く | 怒りと戦争支持を高める |
| 国債購入を呼びかける | 戦費を集める |
| 節約する家庭を描く | 食料・燃料を軍へ回す |
ポスターは短時間で感情を動かすため、事実を単純化し、強い色・視線・言葉を使います。
検閲
政府や軍は、作戦、敗北、死傷者、物資不足などの報道を制限しました。軍事機密を守る目的がある一方、国民が戦争の実態を判断する情報も減ります。
宣伝:見せたい情報を強める 検閲:見せたくない情報を止める
二つを組み合わせ、戦争への支持を保とうとしました。
敵国出身者への偏見
敵を一つの悪い集団として描く宣伝は、国内に住む敵国系住民への差別や監視にもつながりました。政府への批判や平和を求める声が「非国民」と扱われることもあります。
ポスターを読む五つの手順
- 誰が作ったか
- 誰に向けたか
- どんな行動を求めるか
- どの感情を使うか
- 何が描かれていないか
確認1:プロパガンダとは何ですか。
特定の考えや行動へ人々を導くため、情報や感情を選んで伝える活動です。
確認2:宣伝と検閲の違いを説明しましょう。
宣伝は見せたい情報を強調し、検閲は見せたくない情報の公開を制限します。
確認3:国債ポスターを見たら何を確認しますか。
作り手と対象、求める行動、使っている感情、死傷者や返済負担など描かれていない情報を確認します。
次のレッスンへ
次は、植民地の兵士と労働者が大きく貢献しながら、平等に扱われなかった矛盾を考えます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。