このレッスンの役割
不良債権処理が遅れる中、日本経済は長い停滞を経験しました。ここでは「失われた十年・二十年」という表現を、デフレと成長率の資料から理解します。
今日の問い
物価が下がることは買い物に有利なのに、なぜデフレが続くと景気が弱くなるのでしょうか。
デフレの循環
デフレは物価が持続的に下がる状態です。一つの商品が安くなることとは違い、経済全体で下落が続きます。
物価下落で同じお金の価値は上がりますが、借金の名目額は減りません。企業や家計の債務負担が重く感じられ、支出が抑えられます。
「失われた」という言葉を資料で確かめる
| 資料 | 注目する点 |
|---|---|
| 実質GDP成長率 | 低成長やマイナス成長の年 |
| 消費者物価指数 | 持続的な下落・停滞 |
| 完全失業率 | 雇用の悪化 |
| 賃金 | 所得の伸び悩み |
| 国の債務 | 景気対策と税収減の影響 |
IT化、グローバル化、新産業の成長もあり、すべてが失われたわけではありません。この言葉は経済成長の弱さを表す表現です。
よくある誤解
物価が下がれば必ず悪い、でも、物価が上がれば必ず良い、でもありません。賃金・需要・生産と一緒に見ます。
自分で確かめよう
デフレの循環を四段階で説明し、「失われた時代」を確かめる資料を二つ挙げてください。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。