LESSON 01

バブル経済とその後

デフレと失われた時代をどう理解するか

物価下落・賃金・消費・投資が弱め合う長期停滞の仕組みを学びます。

このレッスンの役割

不良債権処理が遅れる中、日本経済は長い停滞を経験しました。ここでは「失われた十年・二十年」という表現を、デフレと成長率の資料から理解します。

今日の問い

物価が下がることは買い物に有利なのに、なぜデフレが続くと景気が弱くなるのでしょうか。

デフレの循環

デフレは物価が持続的に下がる状態です。一つの商品が安くなることとは違い、経済全体で下落が続きます。

デフレが長引く循環値下がり期待、消費先送り、企業売上減少、賃金と投資の抑制が循環する。値下がりを期待消費を先送り売上・利益が減る賃金・投資を抑える

物価下落で同じお金の価値は上がりますが、借金の名目額は減りません。企業や家計の債務負担が重く感じられ、支出が抑えられます。

「失われた」という言葉を資料で確かめる

資料 注目する点
実質GDP成長率 低成長やマイナス成長の年
消費者物価指数 持続的な下落・停滞
完全失業率 雇用の悪化
賃金 所得の伸び悩み
国の債務 景気対策と税収減の影響

IT化、グローバル化、新産業の成長もあり、すべてが失われたわけではありません。この言葉は経済成長の弱さを表す表現です。

よくある誤解

物価が下がれば必ず悪い、でも、物価が上がれば必ず良い、でもありません。賃金・需要・生産と一緒に見ます。

自分で確かめよう

デフレの循環を四段階で説明し、「失われた時代」を確かめる資料を二つ挙げてください。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。