このレッスンの役割
上昇し続けるように見えた資産価格も、政策と期待が変わると反転します。ここでは崩壊を「ある日突然割れた」とせず、金融引き締めから説明します。
今日の問い
土地や株の価格は、なぜ上昇から下落へ向きを変えたのでしょうか。
加熱を抑える政策
資産価格の上がりすぎや地価高騰が問題となり、日本銀行は金利を引き上げました。行政も不動産向け融資を抑える総量規制を行いました。借金の費用が増え、新たに資産を買う資金が減ります。
期待が逆向きに働く
上昇時には「値上がりするから買う」が循環しました。下落が始まると「もっと下がる前に売る」が増えます。
株価は1989年末を頂点に下落し、地価も1990年代に入って下がりました。担保としていた土地の価値が落ちても、借金の額は自動的に減りません。企業と銀行の問題は、ここから深くなります。
よくある誤解
政府が一つのボタンを押してバブルを壊した、と単純化しないでください。引き締めはきっかけですが、過剰な借入と値上がり期待があったため下落が大きくなりました。
自分で確かめよう
政策の変化、買い手、価格、借金の四語を使い、崩壊の仕組みを説明してください。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。