このレッスンの役割
前のレッスンでは、日本が独立後も冷戦とソ連の反対によって国連へ入れなかったことを学びました。ここでは、その行き詰まりを動かした1956年の日ソ共同宣言を扱います。次の国連加盟の意味へつながる重要な橋です。
今日の問い
日ソ共同宣言は、日本とソ連の関係を何から何へ変えたのでしょうか。
宣言の前に残っていた問題
ソ連はサンフランシスコ平和条約に署名していません。そのため、日本が主権を回復した後も、両国の間では戦争状態の終了と国交の回復が必要でした。また、ソ連の反対は日本の国連加盟を妨げていました。
1956年の日ソ共同宣言
| 実現したこと | その意味 |
|---|---|
| 両国間の戦争状態を終わらせた | 戦後関係を法的に整理した |
| 外交関係を回復した | 大使を通じた正式な交渉が可能になった |
| ソ連が日本の国連加盟を支持した | 国連加盟への大きな障害が取り除かれた |
この宣言は「平和条約」そのものではありません。領土問題について最終的な解決に至らず、平和条約の締結は将来の交渉に残されました。
解決と未解決を分ける
歴史では、「何かが前進した」ことと「すべてが解決した」ことを同じにしないのが大切です。
- 解決・前進:戦争状態の終了、国交回復、国連加盟への支持
- 残った課題:領土問題、平和条約の締結
よくある誤解
「日ソ共同宣言で日本は国連に加盟した」は不正確です。宣言によってソ連の反対が解かれ、その後、国連総会で加盟が認められました。原因と結果の間に手続きがあります。
自分で説明してみよう
日ソ共同宣言について、「実現したことを二つ」「残した課題を一つ」「国連加盟との関係」をそれぞれ答えてください。年号は1956年です。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。