このレッスンの役割
戦後復興から高度経済成長へ進む時期は、複数グラフの組合せが頻出です。上昇を読むだけでなく、投資・輸出・人口移動・生活・公害をつなぎます。後の現代経済資料と比較する基礎です。
今日の問い
経済成長率が高いとき、産業・都市・家庭・環境にはどのような変化が同時に起きたのでしょうか。
成長を支えた要因
- 朝鮮戦争特需による生産回復
- 技術導入と活発な設備投資
- 若く豊富な労働力
- 輸出拡大と国際貿易
- 所得増加による国内消費
- 政府の産業基盤整備
一要因ではなく、企業投資・家計消費・輸出が互いに需要を増やしました。
グラフの読み順
- 表題・単位・期間を確認
- 急増・減少・転換点を探す
- 同じ時期の別資料を重ねる
- 政策・技術・国際情勢で理由を説明
- 成果と問題の両方を書く
| 資料 | 読み取る変化 | 関連 |
|---|---|---|
| 実質経済成長率 | 高成長、1973年後の低下 | 石油危機 |
| 産業別人口 | 第一次産業減、第二・三次増 | 工業化・都市化 |
| 三大都市圏人口 | 地方から都市へ流入 | 集団就職、住宅不足 |
| 耐久消費財普及率 | 家電・自動車の普及 | 大量生産・所得増 |
| 公害被害 | 工業地域で増加 | 環境規制の必要 |
記述例
工業化で都市の工場や第三次産業の雇用が増え、地方の若者が集団就職などで移動したため、三大都市圏の人口が増加した。
「経済が成長したから」では足りません。雇用がどこに生まれ、人がどう移動したかを具体化します。
よくある誤解
GDPが増えれば社会のすべての問題が改善する、とは言えません。公害、過密・過疎、住宅不足、格差など成長の費用も資料に現れます。
自分で確かめよう
五種類の資料から二つを選び、変化→原因→別の影響を三文で説明します。1973年が転換点になる理由も答えてください。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。