LESSON 01

冷戦の終結と世界の変化

ソ連の改革はなぜ始まったのか

ゴルバチョフのペレストロイカとグラスノスチを、ソ連の停滞から理解します。

このレッスンの役割

冷戦の構造を確認したので、次は東側の中心だったソ連の内側を見ます。改革は突然の善意ではなく、経済停滞と社会の行き詰まりへの対応でした。

今日の問い

ゴルバチョフは、なぜソ連をそのまま維持できないと考えたのでしょうか。

改革を必要とした背景

1980年代のソ連では、計画経済の非効率、軍拡競争の負担、生活物資の不足、政治の硬直化が深刻になりました。アフガニスタンへの軍事介入も大きな負担でした。

1985年に共産党書記長となったゴルバチョフは改革を始めます。

改革 日本語での意味 ねらい
ペレストロイカ 改革・立て直し 経済や政治の仕組みを変える
グラスノスチ 情報公開 問題を公に議論できるようにする
新思考外交 対外関係の見直し 軍縮と東西緊張の緩和を進める

情報公開が進むと、これまで隠されていた社会問題や歴史も語られました。しかし、それは同時に政府や共産党への批判、各民族共和国の自立要求も強めました。

ソ連改革が生んだ連鎖経済停滞から改革と情報公開が始まり、批判と民族の自立要求が高まる流れ。経済・社会の停滞改革・情報公開新思考外交緊張緩和自立要求の高まり

よくある誤解

ペレストロイカを「ソ連をすぐ資本主義国にする政策」と覚えないでください。社会主義体制を立て直す改革として始まりましたが、結果は指導部の想定を超えました。

自分で確かめよう

改革が必要だった理由を二つ、改革名を二つ、改革が生んだ想定外の変化を一つ答えましょう。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。