このレッスンの役割
冷戦はヨーロッパだけでなく、植民地支配から離れようとするアジアにも広がりました。ここでは中国革命を、国民党と共産党の対立、1949年の政権成立、その国際的影響という順で学びます。次のセクションで扱う朝鮮戦争への橋渡しです。
戦争中の協力から内戦へ
中国では、蔣介石が率いる国民党と毛沢東が率いる中国共産党が対立していました。日本との戦争中は共通の敵に対抗するため協力しましたが、日本の敗戦後に内戦が再開しました。
共産党は農民への土地政策などを通して支持を広げ、国民党政府は物価上昇や政治の腐敗で支持を失いました。1949年、共産党が中国大陸を支配し、毛沢東を主席として中華人民共和国が成立しました。国民党政府は台湾へ移りました。
冷戦への影響
人口の多い中国に社会主義政権が成立したことは、アジアの力関係を大きく変えました。アメリカは東アジアで社会主義がさらに広がることを警戒し、日本を安定した西側の拠点として重視するようになります。
ただし、中華人民共和国とソ連は社会主義国だから常に同じ行動を取った、とは限りません。のちには中ソ対立も起こります。
国連代表権に注意
中華人民共和国成立後もしばらく、国際連合の中国代表権は台湾の中華民国政府が持ちました。1971年に中華人民共和国が中国の代表権を得ます。1949年と1971年を混同しないようにします。
確認1:1949年に中国大陸で成立した国は?
中華人民共和国です。確認2:国民党政府はどこへ移った?
台湾です。確認3:中国の国連代表権が中華人民共和国へ移った年は?
1971年です。次へ進む前に
内戦の対立勢力、1949年の二つの動き、アメリカの警戒をつなげて説明できれば合格です。次は核兵器による恐怖が冷戦をどう動かしたかを見ます。
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