LESSON 01

少子高齢化とグローバル化

グローバル化で商品はどうつくられるのか

国際分業とサプライチェーンを、身近な製品から読み解きます。

このレッスンの役割

人口問題から世界との結びつきへ視点を広げます。ここでは一つの製品が複数国を通って完成する国際分業を学び、次の企業・労働・移住の問題へつなげます。

今日の問い

手元のスマートフォンは、なぜ一つの国だけでつくられていないのでしょうか。

国際分業とサプライチェーン

原料調達、部品製造、組立、輸送、販売を最も適した国・地域へ分けるのが国際分業です。その供給のつながりをサプライチェーンと呼びます。

段階 立地を決める条件の例
原料 資源の産地、採掘費用
研究・設計 人材、大学、企業集積
部品製造 技術、電力、関連企業
組立 労働力、賃金、港湾
販売 市場規模、所得、物流

国境を越えるサプライチェーン原料、設計、部品、組立、販売が異なる国や地域で行われる流れ。原料設計部品組立販売

国際分業は価格低下や市場拡大をもたらしますが、災害・感染症・戦争で一地域が止まると、世界中で部品不足が起きる弱さもあります。労働環境や環境負荷が見えにくくなる課題もあります。

よくある誤解

グローバル化を「外国製品が増えること」だけにしないでください。人・物・資本・情報・文化が国境を越えて結びつく変化です。

自分で確かめよう

身近な製品を一つ選び、原料・設計・部品・組立・販売の場所と、国際分業の利点・課題を考えましょう。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。