LESSON 01

高度経済成長は何を変えた?

集団就職と都市化は人々の暮らしをどう変えたのか

地方から都市への人口移動を、雇用・過密・過疎・家族の変化から理解する。

このレッスンの役割

工場と企業が太平洋ベルトの都市へ集中すると、働く人々も移動しました。ここでは集団就職と都市化を、成長を支えた労働力と、都市・農村双方の課題という二面から学びます。

「金の卵」と呼ばれた若者たち

中学校や高校を卒業した若者が、地方から東京・大阪・名古屋などの企業へまとまって就職する集団就職が広がりました。企業にとって若い労働力は貴重で、「金の卵」と呼ばれました。

地方・農村 若者が減る 過疎・高齢化 大都市 労働力・消費増加 過密・住宅不足 集団就職 一つの移動が都市の過密と地方の過疎を同時に生む

都市で起きた過密

人口増加の速度に住宅、道路、上下水道、学校、病院の整備が追いつきませんでした。長時間通勤、交通渋滞、ごみ問題、住宅不足などが深刻になりました。郊外に大規模な団地がつくられ、都市圏が広がりました。

地方で起きた過疎

若い世代が流出すると、農林漁業の担い手や地域の税収が減り、学校、交通、医療などを維持しにくくなります。都市化は都市だけの現象ではなく、地方の人口構成も変えました。

家族と働き方の変化

会社員世帯が増え、職場と住居が離れました。核家族化が進み、家庭生活や地域のつながりも変化しました。ただし、すべての家庭が同じ形になったわけではありません。

確認1:「金の卵」とは誰を指した?地方から都市の企業へ就職した若い労働者、とくに新規学卒者です。
確認2:都市の過密問題を二つ挙げると?住宅不足、交通渋滞、長時間通勤、ごみ、学校不足などです。
確認3:地方では何が起きた?若者の流出による過疎化や高齢化、産業と公共サービスの担い手不足です。

次へ進む前に

人口移動の原因と、都市・地方それぞれへの結果を一つの矢印図で説明できれば合格です。次は所得の増加が家庭生活をどう変えたかを学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。