このレッスンの役割
前のレッスンで、日ソ共同宣言により国連加盟への障害が取り除かれたことを学びました。ここでは1956年12月の国連加盟が日本にとって何を意味したかを考えます。
今日の問い
国連加盟は、日本が国際社会の「外にいる国」から、どのような国へ変わったことを示したのでしょうか。
国連とは何をする場所か
国際連合は、戦争を防ぎ、平和と安全を守り、経済・社会・人権などの国際協力を進めるための組織です。加盟国は総会で意見を述べ、投票し、さまざまな専門機関や活動に参加できます。
| 加盟前 | 加盟後 |
|---|---|
| 国連総会で正式に投票できない | 加盟国として発言・投票できる |
| 国際的な課題への参加が限られる | 平和・開発・人道支援に参加できる |
| 敗戦国としての孤立感が残る | 国際社会の一員として承認が進む |
日本の重光葵外相は加盟時の演説で、国連中心の外交を進める姿勢を示しました。その後の日本外交では、「国連中心」「自由主義諸国との協調」「アジアの一員としての立場」が重要な考え方とされました。
加盟はゴールではなくスタート
国連へ入っただけで、戦後の外交課題がすべて消えたわけではありません。近隣諸国との国交正常化、沖縄の返還、アジア諸国との関係づくりなどが続きます。
入試で問われる見方
「1956年=国連加盟」とだけ覚えるより、次の因果で説明します。
日ソ共同宣言 → ソ連が加盟を支持 → 国連加盟 → 国際協力への参加が広がる
よくある誤解
国連加盟と、アメリカとの同盟は同じ仕組みではありません。国連は多数の国が参加する国際機関で、日米安全保障条約は日本とアメリカの二国間の条約です。
自分で説明してみよう
国連加盟によって日本が「できるようになったこと」を二つ挙げ、加盟後にも残っていた外交課題を一つ答えましょう。
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