電力が大きいほど電力量も必ず大きいという誤りを直そう
電力が大きくても使用時間が短ければ、電力量が小さいことがあります。電力量はPとtの積なので、片方だけを比べて「必ず」と結論づける誤りを直します。
このレッスンの役割
「電力量は電力×時間」の第5段階です。前のレッスンでグラフの面積として電力量を読みました。今回は電力だけ、時間だけ、最後の値だけで総量を決める誤答を、E=Ptと反例で修正します。次へ、複数器具の総電力量を求める力を渡します。
知る:積の大小は片方だけでは決まらない
1000 Wを10秒使うと10000 J、250 Wを40秒使っても10000 Jです。大きい電力と長い時間はどちらも総量を増やしますが、両方を一緒に見なければ比較できません。
理解する:「同じなら」という条件を補う
「電力が大きいほど電力量が大きい」は使用時間が同じなら正しいです。「使用時間が長いほど電力量が大きい」は電力が同じなら正しいです。条件が異なる場合はE=Ptで積を比べます。
グラフでも、高さだけや幅だけではなく面積を比較します。
例で使い、よくある誤答を直そう
Aは800 Wを15秒で12000 J、Bは300 Wを50秒で15000 Jです。Aの電力は大きいのに、総量はBが大きくなります。
誤答「800>300だからAの電力量が大きい」はtを無視しています。表にP、t、P×tの三列を作り、同じ単位で積を計算します。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:電力だけで電力量を比較できる条件は?
使用時間が同じであることです。確認2:時間だけで電力量を比較できる条件は?
電力が同じであることです。確認3:2000 Wを5秒と500 Wを30秒ではどちらが大きい?
前者は10000 J、後者は15000 Jなので、500 Wを30秒使う方が大きいです。電力量の比較では、Pとtの両方を見て面積を比べます。次は複数の器具と重なる使用時間を区間に分け、総量を求めます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。