LESSON 01

表とグラフから発熱を読む

時間と温度を正確に記録してグラフにしよう

等時間間隔で温度を測り、軸・単位・目盛り・測定点を正確に取ったグラフを作ります。

時間と温度を正確に記録してグラフにしよう

グラフは表を飾る図ではありません。横軸と縦軸、目盛り、単位、測定点を正確に置くことで、温まり方の速さや変化を読み取る道具になります。

このレッスンの役割

「表とグラフから発熱を読む」の第2段階です。前のレッスンで同じ時間ごとの温度上昇を表から見つけました。今回は加熱時間と温度を正確に測定・作図し、測定範囲に忠実なグラフを作ります。次へ、傾きと熱損失を説明できる図を渡します。

知る:横軸は時間、縦軸は温度

加熱時間と水温の正しいグラフ横軸に時間秒、縦軸に温度度セルシウスを等間隔で取り、四つの測定点を結ぶ時間 t(s)温度 T(℃)06012018020242832測定点の範囲を読む

自分で変化させる量である時間を横軸、測る量である温度を縦軸にします。軸名と単位を書き、同じ差が同じ長さになる等間隔の目盛りを取ります。

理解する:測定と作図を一つの手順にする

  1. 同じ水量・容器・電力を用意し、初期温度を記録する。
  2. 通電開始と同時に計時し、例えば30秒ごとに温度を読む。
  3. 温度計を電熱線や容器に触れさせず、静かにかき混ぜる。
  4. 表へ時刻と温度を単位付きで記録する。
  5. 横軸・縦軸の範囲と目盛りを決め、測定点を打つ。
  6. 点の傾向が分かるよう、測定範囲内で線を引く。

学校の低電圧装置を使い、通電や熱源の扱いは教師の指示に従います。予想と違う点を勝手に消さず、読み取りや操作を記録します。

例で使い、よくある誤答を直そう

温度が18〜30℃なのに縦軸を0〜100℃にすると変化が小さく見えます。18〜32℃など読みやすい範囲を選べますが、途中から始めた軸であることを目盛りで明示します。

誤答「時間60、120、180を同じ間隔に置かない」は傾きを歪めます。「0秒だから温度も0℃の点を置く」も誤りです。0秒での実測温度を置きます。線を測定点より先へ長く延ばすと、測っていない未来を事実のように見せてしまいます。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:時間と温度のグラフでは横軸に何を取りますか?加熱時間です。単位もsやminと記します。
確認2:0秒の点は必ず0℃ですか?違います。加熱開始時に実測した初期温度を置きます。
確認3:測定点より先へ線を延ばしてよいですか?根拠なく延ばしません。まず測定範囲内の傾向を表します。

正しいグラフは軸・単位・等間隔の目盛り・実測点から作ります。次は線の傾きが変わる理由をエネルギーの出入りで説明します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。