LESSON 01

電流による発熱

水温変化を比べる発熱実験を安全に組もう

電源を切って装置を組み、水量・初期温度・通電時間をそろえて安全で公平な発熱実験を行う。

水温変化を比べる発熱実験を安全に組もう

発熱実験では、電熱線を空気中で通電したり、熱い線へ触れたりすると危険です。電源を切った状態で装置を組み、水量・初期温度・通電時間をそろえて比較します。

このレッスンの役割

「電流による発熱」の第2段階です。前のレッスンで電熱線から水への熱移動を観察しました。今回は安全な操作順と公平な比較条件を完成させます。次へ、導体内部で電気エネルギーが熱へ変わるモデルを説明する証拠を渡します。

知る:電源を切って組み、電熱線を水中へ入れる

電熱線で水を温める安全な実験装置電源、スイッチ、電流計、電熱線、水、温度計を示し、電熱線全体を水中に入れ、温度計が線や容器へ触れない配置回路は電源OFFで組むA最大端子から測定温度計電熱線全体を水中へ通電後もすぐ触らず、冷えてから片付ける

電熱線は完全に水中へ入れ、温度計の液だめは電熱線や容器に触れないようにします。通電中はかき混ぜ方をそろえ、決めた時刻に温度を読みます。

理解する:公平な比較は一つだけ条件を変える

電力の違いを比べるなら、電熱線以外に水量、初期温度、容器、通電時間、かき混ぜ方をそろえます。時間の違いを比べるなら、同じ装置で記録時刻だけを追います。

最終温度だけでなく、温度上昇=最終温度−初期温度を記録します。

例で使い、よくある誤答を直そう

AとBの電熱線を比べるとき、Aは100 gの水、Bは200 gの水では、水量の影響が混ざります。両方を100 g、20.0℃、120秒にそろえます。

誤答「早く結果を見るため電熱線を水から出して通電する」は危険です。急激に高温となる可能性があるため、教師の指示に従い水中で使用します。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:回路を組み替えるとき電源は?必ず切ります。
確認2:二つの電熱線を比べるときそろえる条件は?水量、初期温度、容器、通電時間、かき混ぜ方などです。
確認3:温度上昇はどう求めますか?最終温度から初期温度を引きます。

安全な配置と一条件だけを変える比較が、発熱の原因を調べる土台です。次は導体内部のモデルで変換の理由を考えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。