水量と温度上昇を正確に測る実験を組もう
水が得た熱を求めるには、水の質量mと温度上昇ΔTを正しく測ります。容器の質量を引き、温度計を電熱線や容器へ触れさせず、全体を静かにかき混ぜます。
このレッスンの役割
「水が得た熱量を考える」の第2段階です。前のレッスンでmとΔTの両方が必要だと分かりました。今回は二つの量を安全かつ正確に記録する手順を完成させます。次へ、水1 gを1℃上げる4.2 Jの意味を渡します。
知る:容器を除いた水だけの質量を求める
水の質量は「容器+水」から「空容器」を引きます。水1 mLを約1 gとみなす場合もありますが、問題や実験の条件を確認します。
理解する:最高温度まで待ち、初期値との差を取る
電源を切った直後も、電熱線から水へ熱が移り続けることがあります。指定された手順で最高温度を読み、ΔT=最高温度−初期温度とします。
水をかき混ぜるのは、上部だけが高温になる偏りを小さくするためです。温度計の位置とかき混ぜ方を各実験でそろえます。
例で使い、よくある誤答を直そう
空容器40 g、容器+水190 gなら水は150 gです。初期18.5℃、最高24.0℃ならΔT=5.5℃です。
誤答「水190 g」は容器を含めています。別の誤答「ΔT=24.0℃」は初期温度を引いていません。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:空容器60 g、容器+水260 gなら水は?
260−60=200 gです。確認2:21.0℃から27.5℃のΔTは?
6.5℃です。確認3:水をかき混ぜる理由は?
水中の温度の偏りを小さくし、全体を代表する温度を測るためです。水だけの質量と初期値からの温度上昇を正確に測れました。次は1 g・1℃あたり4.2 Jという水の性質を理解します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。