LESSON 01

家庭の電気器具と安全

家庭配線の並列接続と保護装置の働きを理解しよう

家庭配線を並列回路として捉え、各枝の電圧、合計電流、保護装置の役割を説明します。

家庭配線の並列接続と保護装置の働きを理解しよう

家庭の照明を一つ消しても、別の部屋の器具は使えます。器具が一列につながる直列ではなく、電源の両端から枝分かれする並列接続になっているからです。

このレッスンの役割

「家庭の電気器具と安全」の第3段階です。前のレッスンで銘板と上限表示を読みました。今回は家庭配線を並列回路として捉え、各器具の電圧、合計電流、ブレーカーなどの保護装置を一つの因果で説明します。次へ、消費電力から合計電流を求める計算を渡します。

知る:電圧は各枝で同じ、電流は合流する

家庭の並列配線と全電流100ボルト電源から三つの器具へ枝分かれし、各枝には100ボルトが加わり、各枝の電流が元の線で合計される電源100 V器具A 6 A両端100 V器具B 4 A両端100 V器具C 3 A両端100 V元の線の全電流=6+4+3=13 A

並列では各枝の両端が電源の同じ二点につながるため、各器具に同じ電圧が加わります。一つを切っても別の枝はつながったままなので、他の器具は動き続けます。

理解する:保護装置は過大な電流で回路を切る

枝から戻った電流は元の線で合流します。器具を同時に増やすと全電流が増え、導線の抵抗による発熱も大きくなります。許容値を超える電流が続くと、コードの温度上昇や損傷につながります。

ブレーカーやヒューズなどの保護装置は、回路を流れる電流が定められた範囲を超えたときに回路を切り、危険を小さくします。ただし、故障や事故を絶対に防ぐ保証ではなく、許容値を超えて使ってよい理由にもなりません。

例で使い、よくある誤答を直そう

6 A、4 A、3 Aの器具を同時に使うと、全電流は13 Aです。各器具へ加わる電圧を100÷3 Vとはしません。並列なので各枝に100 Vが加わります。

誤答「ブレーカーは電気を節約する装置」は、目的を混同しています。ブレーカーは主に過大な電流などから回路を保護します。器具を使う電力量を直接減らす装置ではありません。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:家庭の器具が並列につながる利点は何ですか?各器具に電源と同じ電圧が加わり、一つを切っても他の枝を独立して使えることです。
確認2:枝電流が5 A、2 A、1 Aなら全電流は?5+2+1=8 Aです。
確認3:ブレーカーがあれば上限を超えて使ってもよいですか?いけません。保護装置は異常時に回路を切るためのもので、過負荷を許可するものではありません。

家庭配線は並列で、各枝の電圧は同じ、全電流は枝電流の和です。次は器具のW表示からAを求め、許容値と比較します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。