LESSON 01

日本の季節と気象災害入試総合

湿度・風速・移動速度・積算雨量の計算を単位から解こう

気象の数量関係を言葉で捉え、単位変換と概算を使って計算を検算します。

湿度・風速・移動速度・積算雨量の計算を単位から解こう

気象計算の役割は、公式暗記ではなく、資料にある量の関係を数字で確かめることです。何を「全体」、何を「一部」、どの時間と距離を比べるかを言葉にしてから式を作ります。

まず知る:四つの計算を見分ける目標

求める量 関係 主な単位
湿度 実際の水蒸気量÷飽和水蒸気量×100 %
速さ 距離÷時間 m/s、km/h
移動時間 距離÷速さ 秒、時間
積算雨量 各時間の雨量の合計 mm

理解する:具体例で量の意味を確かめる

ある空気1m³に水蒸気が10.2gあり、その気温での飽和水蒸気量が17.0g/m³なら、湿度は 10.2÷17.0×100=60% です。分母は「その温度で入れられる最大量」、分子は「実際量」です。

気象計算の四段階求める量、関係式、単位変換、概算検算を順に進む求める量を言う式を作る単位をそろえる概算する

使う:間違いを直し計算を確かめる

前線が東へ180kmを6時間で進んだなら、平均速度は30km/hです。m/sを求めるなら180km=180000m、6時間=21600秒として約8.3m/s。問題の単位へそろえてから割ります。時速30kmが秒速30mになるはずはない、と概算でも気づけます。

理解チェック1:湿度が120%になったら?通常の中学問題では分子・分母の取り違えや温度の対応ミスを疑います。
理解チェック2:1時間5mmが4時間なら必ず20mm?毎時間5mmで一定なら20mmです。時間ごとに違えば各値を合計します。

転用する:まとめを複合計算へつなぐ

台風が240km先にあり時速40kmで近づくなら、単純計算で6時間後です。しかし実際の進路・速さは変化するため、これは資料の条件を固定した見積もりです。計算値と予報情報の限界を分けて書きます。

理解チェック3:答案の最後に必ず付けるものは?求めた量に合う単位です。途中式にも単位を書くと取り違えを発見できます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。