LESSON 01

洪水・浸水・土砂災害

斜面の水分・地質・傾きから土砂災害の危険を説明しよう

雨水浸透・斜面の傾き・地質・重力と抵抗を結び、雨後も続く土砂災害の危険を説明します。

斜面の水分・地質・傾きから土砂災害の危険を説明しよう

まず知る:このレッスンの役割と斜面を支える力

このレッスンは6レッスンの4番目です。市街地表面を流れる水から、斜面内部へしみ込む水へ視点を変えます。斜面では重力が土を下へ動かそうとし、土粒子どうしの摩擦や結び付きが支えます。雨水が増えると、この支えが弱くなることがあります。

条件 斜面内部の変化 危険への影響
長雨・強雨 地中の水分が増える 土が重くなり、水圧が高まる
急な傾斜 下向きに動かす重力成分が大きい 崩れやすさが増す
風化した土・境界面 水がたまりやすい層ができる 滑り面になることがある

理解する:例題で雨水から斜面崩壊までを追う

雨水が斜面へ浸透し境界面にたまって土塊が滑る断面急斜面に雨水が浸透し、水を通しにくい層の上へたまり、上の土塊が斜面下方へ滑る仕組み。水を通しにくい層土塊が下方へ

雨水が地中へ入り、水を通しにくい層の上へたまると、土粒子の間の水圧が高まり、滑りに抵抗する力が小さくなることがあります。土が重くなり、重力に支えが負けると崩れます。雨が弱まった後も地中水分はすぐ減らないため注意が続きます。

使う:練習で前兆を見に行くという間違いを直す

斜面の亀裂、湧き水の変化、小石が落ちる、地鳴りなどが前兆となる場合があります。しかし確認のため近づくのは危険です。異変に気づいたら斜面や谷から離れ、公的情報に従います。前兆が必ず現れるとも限りません。

転用する:まとめとハザードマップへつなぐ

土砂災害は、雨水、斜面の傾き、地質、重力と抵抗の関係で説明できます。雨がやんでも地中の状態を考えます。次は洪水・内水・土砂の想定区域をハザードマップから読み、避難先と経路を決めます。

確認1:雨水が増えると斜面が不安定になるのはなぜですか。土が重くなり、土粒子間の水圧が上がって滑りへの抵抗が弱まることがあるからです。
確認2:雨がやめば斜面はすぐ安全ですか。いいえ。地中の水分は残り、危険が続くことがあります。
確認3:前兆を確かめに斜面へ近づいてよいですか。いけません。斜面や谷から離れ、公的情報に従います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。