LESSON 01

春・秋の移動性高気圧

高気圧と低気圧の通過で晴れと雨が交互になる理由を説明しよう

高気圧の下降気流と低気圧・前線の上昇気流を通過順に結び、春・秋の晴雨の周期を説明します。

高気圧と低気圧の通過で晴れと雨が交互になる理由を説明しよう

まず知る:このレッスンの役割と天気の順序

このレッスンは6レッスンの2番目です。前に追跡した高気圧と低気圧を、地上の天気変化へ結びます。春・秋に晴れと雨が数日おきに入れ替わりやすいのは、性質の異なる気圧系が交互に通過するためです。

高気圧では中心付近で空気が下降し、雲ができにくくなります。低気圧や前線付近では空気が集まって上昇し、冷却・凝結して雲や雨が生じやすくなります。通過順を読めば「晴れ→雲が増える→雨→回復」の変化を説明できます。

位置関係 主な気流 天気の傾向
高気圧に覆われる 下降 晴れやすい
低気圧・前線が接近 上昇が強まる 雲が増え雨になりやすい
低気圧通過後 雨域が東へ離れる 天気が回復しやすい

理解する:例題で通過順を天気へ変換する

高気圧と低気圧の通過による天気の周期高気圧で晴れ、低気圧接近で曇り、前線通過で雨、その後回復する時間順を示す。高気圧晴れ低気圧接近雲が増える前線通過低気圧通過後回復下降気流上昇気流

例題で、月曜は高気圧の中心付近、火曜夜から西の低気圧が接近、水曜に前線通過、木曜に低気圧が東へ離れるとします。予想は月曜晴れ、火曜は次第に曇り、水曜は雨、木曜は回復です。名称だけでなく、下降・上昇と通過順が根拠です。

使う:練習で必ず快晴という誤答を直す

高気圧でも湿った空気や局地的な雲があれば快晴とは限りません。「晴れやすい」が正確です。また低気圧では前線の位置によって雨の範囲や強さが異なります。中心記号だけでなく前線と雨域も読みます。

転用する:まとめと東進の原因へつなぐ

高気圧の下降気流と低気圧・前線の上昇気流を、交互の通過に重ねると周期的な天気を説明できます。次は、なぜ春・秋の気圧系が西から東へ進みやすいのか、上空の偏西風から考えます。

確認1:高気圧で晴れやすいのはなぜですか。下降する空気は雲を作りにくいためです。
確認2:低気圧接近時に雲が増えやすいのはなぜですか。空気が集まり上昇・冷却して、水蒸気が凝結しやすいからです。
確認3:「高気圧なら必ず快晴」は正しいですか。正しくありません。下降気流で晴れやすい傾向ですが、湿度や地形などで雲も生じます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。