流域の雨と時間差から河川水位の上昇を説明しよう
まず知る:このレッスンの役割と流域
このレッスンは6レッスンの2番目です。三災害を見分けたあと、河川洪水を深く学びます。流域とは、降った水が同じ川へ集まる土地の範囲です。下流の水位は、観測地点の雨だけでなく流域全体の雨に左右されます。
| 資料 | 読み取ること | 注意点 |
|---|---|---|
| 流域図 | 分水界、支流、上流・下流 | 行政区域とは一致しない |
| 雨量グラフ | どこで何時に強く降ったか | 地点ごとの差を見る |
| 水位グラフ | 上昇開始、基準、ピーク | 雨のピークと時間差がある |
理解する:例題で上流の雨を下流水位へつなぐ
上流AとBで12時に強い雨が降り、下流Cの水位が15時に最大になったとします。雨水が斜面や支流を通り、合流してCへ届くまで時間がかかるためです。Cで12時に雨が弱くても安全とは言えません。
使う:練習で雨量と水位のピークを同時にする誤答を直す
グラフを読むときは、上流雨量のピークから下流水位のピークまでの時間差を測ります。ただし、流域の大きさ、地形、土地利用、川の状態で時間差は変わります。一つの例の3時間をすべての川へ当てはめません。
転用する:まとめと市街地の表面流出へつなぐ
河川水位は流域全体の雨が時間差で集まって上がります。上流・支流・合流・下流を地図と時系列で結びます。次は雨が地中へしみ込みにくい市街地で、排水能力を超えて内水氾濫が起こる仕組みを学びます。
確認1:流域とは何ですか。
降った水が同じ川へ集まる土地の範囲です。確認2:下流の雨が弱くても水位が上がるのはなぜですか。
上流や支流に降った水が時間差で集まり、下流へ届くからです。確認3:雨量ピークと水位ピークは必ず同時ですか。
いいえ。水が移動して集まる時間だけ遅れることがあります。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。