天気図から南高北低と小笠原高気圧の張り出しを読もう
まず知る:このレッスンの役割と夏型の目印
このレッスンは6レッスンの1番目です。梅雨前線が日本付近に停滞する状態から、夏の気圧配置への移り変わりを読みます。目標は「南高北低」という名前だけでなく、小笠原高気圧の位置と張り出し、前線の位置を天気図から確認することです。
夏は日本の南側に太平洋高気圧(小笠原高気圧)が発達し、日本付近まで張り出すことがあります。北側は相対的に気圧が低くなり、南高北低と呼ばれます。
| 天気図で見るもの | 読み取ること | 注意点 |
|---|---|---|
| 日本の南の高気圧 | 小笠原高気圧の張り出し | 中心だけでなく等圧線の範囲を見る |
| 日本付近 | 高気圧に覆われる範囲 | 全国一様とは限らない |
| 梅雨前線 | 北上または不明瞭化 | 一枚だけで梅雨明けを断定しない |
理解する:例題で梅雨型から夏型への変化を読む
例題で、前日は梅雨前線が本州付近、翌日は前線が北海道より北へ移り、太平洋高気圧の等圧線が本州を覆ったとします。観察事実として「高気圧の張り出しが北へ広がった」と読み、夏型が強まったと判断します。梅雨明けの公式発表には、その後の天候見通しなども必要です。
使う:練習で名前だけの誤答を直す
「南高北低だから夏」だけでは、どこを見たか分かりません。「日本の南の太平洋高気圧が本州付近まで張り出し、前線が北上している」と根拠を書きます。一地点の晴れだけでも夏型は断定できません。
転用する:まとめと高温多湿へつなぐ
夏型は、高気圧の中心・等圧線の広がり・前線の位置を組み合わせて読みます。次は、小笠原高気圧に覆われると、なぜ晴れて高温になり、同時に湿った空気が入るのかを説明します。
確認1:南高北低の「南の高」は何ですか。
日本の南に発達する太平洋高気圧(小笠原高気圧)です。確認2:高気圧の影響範囲は何で見ますか。
中心だけでなく、周囲の等圧線がどこまで張り出しているかを見ます。確認3:一枚の天気図だけで梅雨明け日を断定できますか。
できません。前線位置に加え、その後の天候見通しや公式情報が必要です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。