LESSON 01

集中豪雨と線状降水帯

連続レーダー画像と雨量グラフから雨雲の移動・停滞・総雨量を読もう

複数時刻のレーダーと時間雨量・累積雨量を対応させ、雨雲の移動・継続・総雨量を読みます。

連続レーダー画像と雨量グラフから雨雲の移動・停滞・総雨量を読もう

まず知る:このレッスンの役割と資料をそろえる順番

このレッスンは6レッスンの4番目です。前に学んだ積乱雲の世代交代を、観測資料から確かめます。レーダー画像は時刻・方位・凡例をそろえ、雨量グラフは1時間雨量と累積雨量を分けて読みます。

資料 最初に見るもの 分かること
連続レーダー画像 時刻、方位、色の凡例 雨雲の発生・移動・停滞
1時間雨量 横軸の時刻、縦軸mm/h 各時間の雨の強さ
累積雨量 観測開始時刻、縦軸mm 降り始めからの総量

理解する:例題で画像の動きと数値を対応させる

18時・19時・20時のレーダー画像で同じ地点へ雨雲が続く様子三つの時刻で強雨域が南西から北東へ移動しながら、風上側で新しい強雨域が生まれ、地点Aへ雨が続く。18時19時20時地点A地点A地点A

地点Aの1時間雨量が18時30 mm、19時45 mm、20時35 mmなら、3時間の累積は30+45+35=110 mmです。20時の値が19時より小さくても、累積雨量は増え続けています。「雨が弱まった」と「地面や川にたまった水が減った」は同じではありません。

連続画像では、同じ形が平行移動したか、風上側に新しい雨雲が生まれたかを比べます。一枚だけでは移動方向も継続時間も分かりません。

使う:練習で一枚から将来を断定する誤答を直す

20時の画像で地点Aの雨が弱く見えても、南西側に次の強雨域があれば再び強まる可能性があります。時刻順に並べ、移動方向と距離を読み、雨量グラフと対応させます。予測するときは「この流れが続けば」と条件を付けます。

転用する:まとめと予測情報の不確実さへつなぐ

レーダーは連続画像で動きを読み、雨量は時間ごとの強さと累積を分けます。画像と数値が同じ現象を示すか確かめると、資料問題に強くなります。次は予測情報が場所と時刻を完全に言い当てるものではないことを理解し、情報の更新に合わせて判断を直します。

確認1:30 mm、45 mm、35 mmの3時間の累積雨量は何mmですか。110 mmです。
確認2:レーダー一枚で移動方向を確定できますか。できません。複数時刻の画像で雨雲の位置を比べます。
確認3:時間雨量が小さくなれば累積雨量も減りますか。減りません。雨が降る限り累積雨量は増えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。