LESSON 01

台風の発生と進路

熱帯低気圧と台風を発生場所・風速・渦から見分けよう

北西太平洋・南シナ海の熱帯低気圧を、発生海域・最大風速・回転から台風として見分けます。

熱帯低気圧と台風を発生場所・風速・渦から見分けよう

まず知る:このレッスンの役割と台風の基準

このレッスンは6レッスンの1番目です。夏の高温多湿な空気から、暖かい海上で発生・発達する台風へ進みます。日本の気象情報では、北西太平洋または南シナ海にある熱帯低気圧のうち、最大風速がおよそ17.2 m/s以上になったものを台風と呼びます。

判断項目 台風で確認すること 注意点
発生・存在海域 北西太平洋・南シナ海 世界では別の呼び名もある
最大風速 約17.2 m/s以上 中心気圧だけでは定義しない
回転 北半球で反時計回り 雲の見た目だけで風速は決めない

理解する:例題で低気圧から台風を選ぶ

熱帯低気圧が台風の基準へ達する様子暖かい海上の反時計回りの熱帯低気圧で、最大風速が12、16、18メートル毎秒と増え、17.2以上で台風となる。熱帯低気圧最大風速12 m/s:熱帯低気圧最大風速16 m/s:まだ基準未満最大風速18 m/s:台風

例題では、同じ海域の熱帯低気圧Aは最大風速16 m/s、Bは18 m/sです。Aは渦が見えても基準未満、Bは17.2 m/s以上なので台風です。中心気圧が低いだけ、雲が丸いだけでは定義を満たしたと判断できません。

使う:練習で低気圧は全部台風という誤答を直す

温帯低気圧は暖気と寒気の境界で発達し、前線を伴うことがあります。台風は暖かい海上で発達する熱帯低気圧です。「低気圧」という共通点だけで同じものにせず、発生場所・前線・最大風速を確認します。

転用する:まとめと発達エネルギーへつなぐ

台風の判定は海域・種類・最大風速で行い、雲画像は構造を調べる補助にします。次は、暖かい海から供給される水蒸気と、凝結時に放出される熱が、なぜ台風を発達させるのかを追います。

確認1:日本の基準で台風となる最大風速はおよそ何m/s以上ですか。およそ17.2 m/s以上です。
確認2:中心気圧が低ければ必ず台風ですか。いいえ。海域、熱帯低気圧であること、最大風速の基準を確認します。
確認3:北半球の台風はどちら回りですか。反時計回りです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。