熱帯低気圧と台風を発生場所・風速・渦から見分けよう
まず知る:このレッスンの役割と台風の基準
このレッスンは6レッスンの1番目です。夏の高温多湿な空気から、暖かい海上で発生・発達する台風へ進みます。日本の気象情報では、北西太平洋または南シナ海にある熱帯低気圧のうち、最大風速がおよそ17.2 m/s以上になったものを台風と呼びます。
| 判断項目 | 台風で確認すること | 注意点 |
|---|---|---|
| 発生・存在海域 | 北西太平洋・南シナ海 | 世界では別の呼び名もある |
| 最大風速 | 約17.2 m/s以上 | 中心気圧だけでは定義しない |
| 回転 | 北半球で反時計回り | 雲の見た目だけで風速は決めない |
理解する:例題で低気圧から台風を選ぶ
例題では、同じ海域の熱帯低気圧Aは最大風速16 m/s、Bは18 m/sです。Aは渦が見えても基準未満、Bは17.2 m/s以上なので台風です。中心気圧が低いだけ、雲が丸いだけでは定義を満たしたと判断できません。
使う:練習で低気圧は全部台風という誤答を直す
温帯低気圧は暖気と寒気の境界で発達し、前線を伴うことがあります。台風は暖かい海上で発達する熱帯低気圧です。「低気圧」という共通点だけで同じものにせず、発生場所・前線・最大風速を確認します。
転用する:まとめと発達エネルギーへつなぐ
台風の判定は海域・種類・最大風速で行い、雲画像は構造を調べる補助にします。次は、暖かい海から供給される水蒸気と、凝結時に放出される熱が、なぜ台風を発達させるのかを追います。
確認1:日本の基準で台風となる最大風速はおよそ何m/s以上ですか。
およそ17.2 m/s以上です。確認2:中心気圧が低ければ必ず台風ですか。
いいえ。海域、熱帯低気圧であること、最大風速の基準を確認します。確認3:北半球の台風はどちら回りですか。
反時計回りです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。