河川洪水・内水氾濫・土砂災害を水の集まり方から見分けよう
まず知る:このレッスンの役割と三つの水の経路
このレッスンは6レッスンの1番目です。前のセクションで学んだ気象災害の比較を、雨が地表や地中をどう移動するかへつなぎます。同じ大雨でも、水の集まり方と地形で災害は変わります。
| 災害 | 水の経路 | 危険になりやすい場所 |
|---|---|---|
| 河川洪水 | 流域の水が川へ集まり、堤防を越える・壊す | 川沿い、低地 |
| 内水氾濫 | 地表の水を下水や水路が排水しきれない | くぼ地、地下空間、舗装の多い市街地 |
| 土砂災害 | 雨水が斜面へ浸透し、土砂が動く | 急斜面、谷の出口 |
理解する:例題で雨粒の行き先を追う
川から離れた駅前でも、短時間に強い雨が降り、排水能力を超えると道路や地下へ水がたまります。これは河川洪水とは水の入り口が違います。一方、斜面では目に見える水が少なくても地中へ水がたまり、土砂が動きやすくなります。
使う:練習で浸水はすべて川の氾濫という誤答を直す
住宅地が浸水した写真だけでは原因を決められません。近くの川の水位、土地の高低、下水・水路、降雨の強さ、斜面の有無を確認します。災害名を答えるときは「水がどこから来たか」を根拠にします。
転用する:まとめと流域の時間差へつなぐ
河川洪水・内水氾濫・土砂災害は、水の経路と地形で見分けます。次は川へ集まる範囲を流域として捉え、上流の雨が時間差で下流の水位を上げる仕組みを学びます。
確認1:川から離れた市街地でも浸水するのはなぜですか。
強い雨を下水や水路が排水しきれず、低い場所へ水がたまることがあるからです。確認2:斜面で重要なのは表面の水だけですか。
いいえ。地中へ浸透した水も土砂を動きやすくします。確認3:三災害を見分ける中心の問いは何ですか。
雨水がどこから来て、地表・川・地中のどこへ集まったかです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。