LESSON 01

夏の南高北低

小笠原高気圧で晴れて高温多湿になる理由を説明しよう

下降気流・強い日射・暖かい海からの水蒸気を分け、夏の晴天・高温・多湿を説明します。

小笠原高気圧で晴れて高温多湿になる理由を説明しよう

まず知る:このレッスンの役割と三つの条件

このレッスンは6レッスンの2番目です。前に読んだ小笠原高気圧の張り出しを、晴天・高温・多湿へつなぎます。三つは同じ原因ではありません。下降気流で雲ができにくいこと、強い日射で地表が暖まること、暖かい海上から湿った空気が流れ込むことを分けます。

現象 主な理由 誤解しやすい点
晴れやすい 高気圧内の下降気流 絶対に雲がないわけではない
高温 日射で地面と空気が暖まる 高気圧が熱を作るのではない
多湿 海上由来の水蒸気 暑さだけで水蒸気は増えない

理解する:例題で原因を三本に分ける

夏の晴天・高温・多湿を生む三つの条件高気圧の下降気流、太陽の日射、暖かい海からの湿った風が、それぞれ晴天・高温・多湿へつながる。下降気流→晴れやすい強い日射→高温海からの水蒸気→多湿夏の高温多湿な晴天原因を混ぜず、最後に統合する

例題「高気圧が熱と水蒸気を作るので蒸し暑い」を直します。高気圧の下降気流は雲をできにくくし、晴天で日射が強くなるため地表が暖まります。水蒸気は、南の暖かい海上から流れ込む空気が運びます。この三段階なら因果が明確です。

使う:練習で暑さと湿度の誤答を直す

空気を暖めただけでは水蒸気量は増えません。むしろ実際の水蒸気量が同じなら、飽和水蒸気量が増えて相対湿度が下がることもあります。多湿の説明には海からの水蒸気供給を必ず含めます。

転用する:まとめと午後の雷雨へつなぐ

夏型の高温多湿は、下降・日射・海上由来の水蒸気を分けて説明します。広い範囲では晴れていても、地表が強く暖まり湿った空気が局地的に上昇すると積乱雲ができます。次は午後の雷雨の仕組みを追います。

確認1:高気圧で晴れやすいのはなぜですか。下降気流によって空気が上昇しにくく、雲ができにくいからです。
確認2:夏に高温になる直接のエネルギー源は何ですか。太陽からの日射です。
確認3:多湿の水蒸気は主にどこから来ますか。南の暖かい海上から流れ込む空気が運びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。