LESSON 01

台風に伴う風・雨・高潮

雨量・風速・河川水位・潮位の時系列を重ねて読もう

雨量・風速・河川水位・潮位を同じ時刻軸で読み、ピークのずれと危険が続く時間を判断します。

雨量・風速・河川水位・潮位の時系列を重ねて読もう

まず知る:このレッスンの役割と四つの量

このレッスンは6レッスンの4番目です。風・雨・高潮の仕組みを、観測グラフから危険の時間変化を読む力へ変えます。横軸を同じ時刻にそろえ、単位とピークのずれに注目します。

主な単位 読み取ること
1時間雨量 mm/h その時間の雨の強さ
累積雨量 mm 降り始めからの合計
風速 m/s 強風が始まり行動が難しくなる時刻
河川水位・潮位 m 上昇開始、基準超過、ピーク時刻

理解する:例題でピークの時間差を読む

雨量・風速・河川水位・潮位のピーク時刻がずれるグラフ雨量は12時、風速は14時、潮位は15時、河川水位は16時ごろ最大となり、現象ごとにピークがずれる模式グラフ。10時12時14時16時雨量風速潮位河川水位

例題では雨量のピークが12時、風速が14時、潮位が15時、河川水位が16時です。雨が弱まっても、上流に降った水が下流へ集まるには時間がかかるため、水位が後から上がることがあります。潮位は台風の接近だけでなく満潮時刻にも左右されます。

使う:練習で一時間雨量と総雨量の混同を直す

1時間雨量20 mmが5時間続いた単純な例では、累積は100 mmです。しかし実際の雨量が時間ごとに変わるなら、それぞれを足します。ピークが過ぎたことと危険が終わったことは同じではありません。グラフごとに基準値と時刻を確認します。

転用する:まとめと誤答修正へつなぐ

複合災害では、雨・風・川・海が同時刻に最大になるとは限りません。横軸をそろえ、原因から結果までの時間差を読みます。次は「中心がそれた」「雨が弱まった」という一つの情報だけで安全と判断する誤答を、複数資料から直します。

確認1:1時間雨量と累積雨量の違いは何ですか。1時間雨量はその時間の強さ、累積雨量は降り始めから足した総量です。
確認2:雨のピーク後に河川水位が上がることがあるのはなぜですか。上流や流域に降った水が川へ集まり、下流へ届くまでに時間がかかるからです。
確認3:四つのグラフのピークは必ず同時ですか。いいえ。現象の仕組みや移動にかかる時間、満潮時刻などでずれます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。