LESSON 01

日本の季節と気象災害入試総合

資料が矛盾して見える入試の誤答を直そう

時刻・地点・高度・尺度・条件の違いを見つけ、矛盾して見える資料を整合させます。

資料が矛盾して見える入試の誤答を直そう

総合問題では「天気図は高気圧なのに雨」「雨が止んだのに水位上昇」のように、資料が矛盾して見えることがあります。このレッスンの役割は、法則を捨てずに条件の違いを探すことです。

まず知る:矛盾をほどく目標

確認する差 問い
時刻 同じ瞬間か 雨量ピークと水位ピーク
地点 同じ場所か 山地の風上・風下
高度 地上か上空か 地上風と上空風
尺度 一日か数十年か 寒い日と温暖化
条件 他の要因は何か 高気圧下の局地雷雨

理解する:具体例で隠れた条件を探す

夏に高気圧に覆われても、強い日射で地表が温まり、湿った空気が局地的に上昇すれば積乱雲が発達します。「高気圧では下降流が優勢で晴れやすい」は傾向であり、どの地点・時刻にも雲ができないという意味ではありません。

矛盾を条件の違いへ分解する二つの資料の間に時刻、地点、高度、尺度、別条件の確認を置く資料A時刻・地点高度・尺度別の条件資料B

使う:誤答を条件つきで直して確かめる

誤答「高気圧なら必ず晴れ」を、「高気圧では下降気流が優勢で一般に晴れやすい。ただし、局地的な加熱や湿った空気の流入で積乱雲が発達することがある」と直します。法則が成り立つ範囲と例外を起こす条件を両方書きます。

理解チェック1:例外が一つあれば法則は誤り?法則が傾向や特定条件で成り立つ場合があります。適用範囲を確認します。
理解チェック2:二資料の値が違うとき最初に見るものは?測定時刻、地点、単位、測定方法が同じかを確認します。

転用する:まとめを複数資料の整合へつなぐ

矛盾して見えたら、片方を無視しません。「Aは上流の10時、Bは下流の12時なので、水の移動時間を考えると両立する」のように橋渡しします。説明できない差は、追加で必要なデータを述べます。

理解チェック3:「太平洋側は冬に晴れ」の反例は?南岸低気圧などで雨や雪になることがあります。冬型の気圧配置という条件を確認します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。