資料が矛盾して見える入試の誤答を直そう
総合問題では「天気図は高気圧なのに雨」「雨が止んだのに水位上昇」のように、資料が矛盾して見えることがあります。このレッスンの役割は、法則を捨てずに条件の違いを探すことです。
まず知る:矛盾をほどく目標
| 確認する差 | 問い | 例 |
|---|---|---|
| 時刻 | 同じ瞬間か | 雨量ピークと水位ピーク |
| 地点 | 同じ場所か | 山地の風上・風下 |
| 高度 | 地上か上空か | 地上風と上空風 |
| 尺度 | 一日か数十年か | 寒い日と温暖化 |
| 条件 | 他の要因は何か | 高気圧下の局地雷雨 |
理解する:具体例で隠れた条件を探す
夏に高気圧に覆われても、強い日射で地表が温まり、湿った空気が局地的に上昇すれば積乱雲が発達します。「高気圧では下降流が優勢で晴れやすい」は傾向であり、どの地点・時刻にも雲ができないという意味ではありません。
使う:誤答を条件つきで直して確かめる
誤答「高気圧なら必ず晴れ」を、「高気圧では下降気流が優勢で一般に晴れやすい。ただし、局地的な加熱や湿った空気の流入で積乱雲が発達することがある」と直します。法則が成り立つ範囲と例外を起こす条件を両方書きます。
理解チェック1:例外が一つあれば法則は誤り?
法則が傾向や特定条件で成り立つ場合があります。適用範囲を確認します。理解チェック2:二資料の値が違うとき最初に見るものは?
測定時刻、地点、単位、測定方法が同じかを確認します。転用する:まとめを複数資料の整合へつなぐ
矛盾して見えたら、片方を無視しません。「Aは上流の10時、Bは下流の12時なので、水の移動時間を考えると両立する」のように橋渡しします。説明できない差は、追加で必要なデータを述べます。
理解チェック3:「太平洋側は冬に晴れ」の反例は?
南岸低気圧などで雨や雪になることがあります。冬型の気圧配置という条件を確認します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。