LESSON 01

梅雨と停滞前線

オホーツク海気団と小笠原気団の性質を前線へ結びつけよう

寒冷湿潤なオホーツク海気団と温暖湿潤な小笠原気団の位置・性質を梅雨前線へ結びます。

オホーツク海気団と小笠原気団の性質を前線へ結びつけよう

まず知る:このレッスンの役割と二つの空気

このレッスンは6レッスンの2番目です。前線が日本付近に残る観察事実を、北と南の気団から説明する準備をします。オホーツク海気団は北東の海上ででき、寒冷・湿潤です。小笠原気団は南の海上ででき、温暖・湿潤です。

両方とも海上でできるため湿っていますが、温度が違います。気団の境界では性質の異なる空気が接し、すぐには混ざり切りません。この境界が地上の天気図に前線として表されます。

気団 日本からの位置 性質 梅雨での役割
オホーツク海気団 北東 寒冷・湿潤 北側から押す
小笠原気団 温暖・湿潤 南側から暖湿気を送る

理解する:例題で位置と性質を同時に読む

梅雨前線をはさむ二つの気団日本の北東に寒冷湿潤なオホーツク海気団、南に温暖湿潤な小笠原気団があり、その境界に梅雨前線が伸びる。オホーツク海気団寒冷・湿潤小笠原気団温暖・湿潤梅雨前線日本付近で性質の違う空気が接する

例題で「海上気団はすべて暖かい」という答案を直します。海上か陸上かは主に乾湿、高緯度か低緯度かは主に寒暖を決めます。オホーツク海気団は海上なので湿潤ですが、高緯度なので寒冷です。小笠原気団は低緯度の海上なので温暖・湿潤です。

使う:練習で性質の誤答を直す

二気団を区別するときは「北東・寒冷湿潤」「南・温暖湿潤」と地図上の位置と性質をセットにします。前線を固い壁と考えるのも誤答です。実際には空気の性質が変わる境界域で、暖かい空気が冷たい空気の上へ上がる場所があります。

転用する:まとめと停滞・長雨へつなぐ

二気団は湿潤という共通点を持ち、寒暖が異なります。北と南から押す勢力が大きく片寄らないと、境界が日本付近に残ります。次は、勢力のつり合いと暖湿気の上昇を、長雨の仕組みへつなぎます。

確認1:オホーツク海気団の性質は何ですか。寒冷・湿潤です。
確認2:小笠原気団の性質は何ですか。温暖・湿潤です。
確認3:海上気団はすべて暖かいですか。いいえ。湿潤になりやすいですが、寒暖は主に発源地の緯度で考えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。