LESSON 01

春・秋の移動性高気圧

連続天気図から高気圧と低気圧の東進を見つけよう

連続天気図で同じ高気圧・低気圧の中心を追い、西から東への移動と天気の周期性を見つけます。

連続天気図から高気圧と低気圧の東進を見つけよう

まず知る:このレッスンの役割と追跡の目標

このレッスンは6レッスンの1番目です。冬型のような一つの配置から、春・秋に見られる「配置の移動」へ視点を広げます。完成目標は、連続する天気図で同じ高気圧・低気圧の中心を追い、西から東へ進むことを説明することです。

一枚の天気図は一時点の写真です。移動を知るには、時刻の異なる二枚以上を同じ範囲・同じ縮尺で比べます。中心気圧、前線の有無、周囲の等圧線の形も手がかりにし、形が似ているだけで同じ気圧系と決めません。

確認順 見るもの 判断
1 日時 何時間後の図か
2 高・低の中心位置 方角と移動距離
3 中心気圧・前線 同じ気圧系を追えているか

理解する:例題で位置を線につなぐ

三日間で東へ進む高気圧と低気圧1日目に日本西方、2日目に日本付近、3日目に日本東方へ高気圧が移動し、後ろから低気圧が続く。日本1日目2日目3日目後ろから低気圧

例題では、1日目に高気圧中心が日本の西、2日目に日本付近、3日目に東の海上にあります。日時順に中心を線で結ぶと東進が分かります。同時に低気圧も後ろから東へ進むなら、高気圧と低気圧が交互に通過する見通しが立ちます。

使う:練習で一枚だけの誤答を直す

「日本の西に高気圧があるので東へ動いている」は不十分です。一枚では動く向きは観測できません。前時刻の位置、または予想図との比較が必要です。24時間で中心が東へ600 km移ったなら、平均の移動の速さは600÷24=25 km/hですが、途中も一定速度とは限りません。

転用する:まとめと晴雨の周期へつなぐ

連続図では日時をそろえ、中心を同定し、位置を結びます。高低気圧が交互に東進することが、春・秋の変わりやすい天気の骨組みです。次は、高気圧の通過で晴れ、低気圧・前線の通過で雨になりやすい理由を考えます。

確認1:移動を判断するには最低何枚の天気図が必要ですか。時刻の異なる二枚以上が必要です。
確認2:形が似ていれば同じ高気圧ですか。形だけでなく、日時・中心位置・中心気圧・前線などを合わせて判断します。
確認3:24時間で600 km東進した平均速度は何km/hですか。600÷24=25 km/hです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。