LESSON 01

化石と地球の歴史

古生代・中生代・新生代を代表化石で並べよう

古生代・中生代・新生代の順序と長さを区別し、代表化石を大きな地球史の年表へ配置する。

古生代・中生代・新生代を代表化石で並べよう

まず知る

このレッスンの役割と到達点

前のセクションでは、示準化石から地層の年代をしぼりました。ここでは、その年代を地球史の大きな流れへ置きます。第1レッスンの仕事は、古生代・中生代・新生代の順序と代表的な生物を結び、何も見ずに大まかな年表を再現することです。

中学校では、現在に比較的近い地球史を次の三つへ大きく分けます。

時代 およその範囲 代表的な化石・生物の例
古生代 約5億4000万年前〜約2億5000万年前 三葉虫、フズリナ、魚類、両生類、シダ植物
中生代 約2億5000万年前〜約6600万年前 アンモナイト、恐竜、は虫類、初期の鳥類・哺乳類
新生代 約6600万年前〜現在 ビカリア、ナウマンゾウ、さまざまな哺乳類、人類

境界の数値は資料によって丸め方が違うことがあります。入試では問題に示された年代表を優先します。

理解する

時代区分は同じ長さではない

古生代・中生代・新生代の長さと代表生物を示す年表左の約5億4000万年前から現在までを、長さの異なる古生代、中生代、新生代の帯として並べ、代表生物を配置する地球史の時間軸(幅はおよその長さを表す)約5.4億年前現在古生代中生代新生代三葉虫フズリナアンモナイト恐竜哺乳類約2.5億年前約6600万年前古い → 新しいの順は一定でも、各時代の長さは同じではない

時代区分の境界は、単に人が等間隔に切ったものではありません。化石群集の大きな変化など、地層に残る変化を手がかりに区切られています。

また「古生代の生物がすべて消えて中生代の生物へ一度に入れ替わった」という意味でもありません。境界の前後では生き残る種類もあり、長い時間をかけて出現・多様化・絶滅が起きています。

使う

代表化石から大きな時代を選ぶ

例題1:アンモナイト化石を含む地層は、三つの大区分のどれですか。

アンモナイトは中生代の代表的な示準化石なので、中生代と考えます。ただし、細かな年代はアンモナイトの種類や資料の年代帯を使ってしぼります。

例題2:三葉虫化石を含む地層と、ナウマンゾウ化石を含む地層では、どちらが古いですか。

三葉虫は古生代、ナウマンゾウは新生代の代表例です。したがって、三葉虫を含む地層のほうが古いと考えます。

暗記を理解へ変える練習

年表を見直すだけでなく、三つの空欄を自分で書きます。

  1. 古い順に「古生代→中生代→新生代」と書く。
  2. 各時代へ代表化石を二つずつ置く。
  3. 示相化石なら環境、示準化石なら年代、と役割を横に書く。

翌日、答えを隠して再現すると、思い出す練習になります。

転用する

見知らぬ化石を年表へ置く

化石Xについて「アンモナイトと同じ地層から見つかり、上の地層には新生代の化石がある」と資料にあれば、Xを知らなくても中生代の候補へ置けます。化石名の暗記だけでなく、同じ地層の示準化石と上下関係を使うからです。

ただし、一地点だけの資料では、Xが中生代だけに生存したとは断定できません。別地点の地層や年代資料も確認します。

次のレッスンでは、化石・岩相・年代値を同じ時間軸へ配置し、地層の厚さと時間の長さを混同しない読み方を身につけます。

確認1:直接確認古生代・中生代・新生代を古い順に並べてください。古生代→中生代→新生代です。
確認2:誤りを見抜く三つの時代区分は名前が三つなので、同じ長さだと言えますか。言えません。年表の数値や縮尺を確認します。
確認3:初見資料へ転用化石Yが三葉虫と同じ層から見つかりました。Yを知らなくても、その地層は古生代の可能性が高いと考えられます。ただし、再堆積や別地点資料も点検します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。