LESSON 01

動脈・静脈・毛細血管

未知の血管資料を向き・断面・交換から解こう

「動脈・静脈・毛細血管」第6段階。流向・断面・圧力・物質濃度を統合して未知資料を解きます。

未知の血管資料を向き・断面・交換から解こう

このレッスンの役割

このレッスンは「動脈・静脈・毛細血管」6レッスンの最終です。流れの向き、断面構造、圧力・流速、物質量の変化を組み合わせ、未知の血管X・Y・Zを特定します。

知る・理解する

未知資料は次の順で読みます。

  1. 矢印が心臓から出るか戻るかを見る。
  2. 壁の厚さ、内腔、弁を見る。
  3. 圧力と流速の値を比べる。
  4. 前後で酸素・養分・不要物が変わる区間を探す。
  5. 複数の証拠が同じ血管を示すか確認する。

未知の血管を流向・断面・データで特定する心臓から出て厚い壁と高圧なら動脈、薄い壁と物質変化と低速なら毛細血管、心臓へ戻り弁と低圧なら静脈と推定する。三種類の証拠を交差させるX心臓から出る厚い壁・高圧→ 動脈Y薄い壁・低速物質量が変化→ 毛細血管Z心臓へ戻る弁・低圧→ 静脈一つの特徴だけでなく向き+構造+データが一致するか確認物質が減った場所で「血管が消費した」とは断定しない

具体例で使う

Xは心臓から出て壁が厚く圧力が高いので動脈、Yは壁が一層で流速が最も遅く酸素量が減るので毛細血管、Zは心臓へ戻り弁があるので静脈と判断します。

Yの前後で酸素が減ったからといって、毛細血管が酸素を消費したとは限りません。周囲の細胞へ酸素が移動したという説明が、毛細血管の薄い壁と細胞の呼吸に一致します。

誤答を直して次の学びへつなげる

「壁が厚いから必ず動脈」だけでは、特殊な図や縮尺で迷うことがあります。流れの向きと圧力も加えます。資料の測定点が少なければ、示された区間を超えて細かな最大・最小を断定しません。

次の「体循環と肺循環」では、三種類の血管を心臓・肺・全身の二つの輪に配置し、酸素量の変化を一周させます。

自分で確かめよう

確認1:心臓から出て壁が厚く高圧のXは?動脈です。
確認2:薄い壁で前後の物質量が大きく変わるYは?毛細血管です。
確認3:心臓へ戻り弁をもつZは?静脈です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。