LESSON 01

心臓のつくりと血液の流れ

弁と心室の壁が一方向の流れを支える理由を説明しよう

「心臓のつくりと血液の流れ」第3段階。弁の逆流防止と心室壁の厚さを送り先に結びます。

弁と心室の壁が一方向の流れを支える理由を説明しよう

このレッスンの役割

このレッスンは「心臓のつくりと血液の流れ」6レッスンの3番目です。前回は部屋と血管の接続を読みました。今回は、なぜ血液が逆戻りせず、左心室が厚い壁をもつのかを、圧力と送り先から説明します。

知る・理解する

心房と心室の間、心室と動脈の間には弁があります。血液が正しい向きへ進むとき弁は開き、逆向きの力がかかると閉じます。弁が血液を押し出すのではなく、心臓の筋肉の収縮で生じた流れを一方向に保ちます。

心室は心房より厚い筋肉をもちます。特に左心室は、肺より遠い全身へ強く送り出すため、右心室より壁が厚くなっています。

弁の開閉と左右の心室壁の厚さ順方向では弁が開き逆方向では閉じること、全身へ送る左心室壁が肺へ送る右心室壁より厚いことを示す。弁は逆流防止、厚い壁は強く送り出す力順方向:弁が開く血液が進む逆方向:弁が閉じる逆流を止める右心室:肺へ左心室:全身へ・壁が厚い

具体例で使う

心室が収縮したとき、心房側へ戻ろうとする血液は弁を閉じます。そのため、血液は動脈側へ進みます。弁の向きが逆なら、心室が収縮するたびに心房へ逆流し、効率よく送り出せません。

未知動物で、二つの心室のうち一方の壁が特に厚く、その部屋から全身へ続く血管が出ていれば、その部屋を左心室と判断できます。形と送り先の二つが根拠です。

誤答を直して次の学びへつなげる

「弁がポンプとして血液を押す」は誤りです。押し出す主な力は心筋の収縮で、弁は逆流を防ぎます。「四つの部屋は同じ厚さ」も、送り先までの距離と必要な力を見落としています。

次は、心拍数と一回拍出量から、1分間に心臓が送り出す血液量を計算します。

自分で確かめよう

確認1:弁の主な役割は?血液の逆流を防ぎ、一方向の流れを保つことです。
確認2:血液を押し出す主な力は?心臓の筋肉、とくに心室の心筋の収縮です。
確認3:左心室の壁が右心室より厚い理由は?より遠い全身へ血液を強く送り出す必要があるからです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。