弁と心室の壁が一方向の流れを支える理由を説明しよう
このレッスンの役割
このレッスンは「心臓のつくりと血液の流れ」6レッスンの3番目です。前回は部屋と血管の接続を読みました。今回は、なぜ血液が逆戻りせず、左心室が厚い壁をもつのかを、圧力と送り先から説明します。
知る・理解する
心房と心室の間、心室と動脈の間には弁があります。血液が正しい向きへ進むとき弁は開き、逆向きの力がかかると閉じます。弁が血液を押し出すのではなく、心臓の筋肉の収縮で生じた流れを一方向に保ちます。
心室は心房より厚い筋肉をもちます。特に左心室は、肺より遠い全身へ強く送り出すため、右心室より壁が厚くなっています。
具体例で使う
心室が収縮したとき、心房側へ戻ろうとする血液は弁を閉じます。そのため、血液は動脈側へ進みます。弁の向きが逆なら、心室が収縮するたびに心房へ逆流し、効率よく送り出せません。
未知動物で、二つの心室のうち一方の壁が特に厚く、その部屋から全身へ続く血管が出ていれば、その部屋を左心室と判断できます。形と送り先の二つが根拠です。
誤答を直して次の学びへつなげる
「弁がポンプとして血液を押す」は誤りです。押し出す主な力は心筋の収縮で、弁は逆流を防ぎます。「四つの部屋は同じ厚さ」も、送り先までの距離と必要な力を見落としています。
次は、心拍数と一回拍出量から、1分間に心臓が送り出す血液量を計算します。
自分で確かめよう
確認1:弁の主な役割は?
血液の逆流を防ぎ、一方向の流れを保つことです。確認2:血液を押し出す主な力は?
心臓の筋肉、とくに心室の心筋の収縮です。確認3:左心室の壁が右心室より厚い理由は?
より遠い全身へ血液を強く送り出す必要があるからです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。