圧力・速さ・物質量のデータから血管を特定しよう
このレッスンの役割
このレッスンは「動脈・静脈・毛細血管」6レッスンの4番目です。構造と働きの理解を使い、圧力・流速・酸素量の資料から血管を推定します。
知る・理解する
| 血管群 | 圧力の傾向 | 流れの速さの傾向 | 主な役割 |
|---|---|---|---|
| 動脈 | 最も高い | 比較的速い | 心臓から運ぶ |
| 毛細血管 | 低下する | 最も遅い | 物質交換 |
| 静脈 | 低い | 毛細血管より速くなる | 心臓へ戻す |
毛細血管一本は細いですが、非常に多数へ枝分かれするため、全てを合わせた断面積は大きくなります。そのため流れが遅くなり、交換に時間を使えます。
具体例で使う
未知区間Xは圧力が高く壁が厚い、Yは流速が最も遅く酸素量が大きく変化する、Zは圧力が低く弁があるとします。Xは動脈、Yは毛細血管、Zは静脈です。
筋肉の毛細血管の前後で酸素が20から12へ減り、二酸化炭素が8から15へ増えたなら、酸素は血液から筋肉へ、二酸化炭素は筋肉から血液へ移ったと推定できます。
誤答を直して次の学びへつなげる
「最も細い毛細血管で流れが最速」は、一本だけを見た誤りです。多数の毛細血管を合わせた断面積を考えます。「圧力が低い静脈では血液が動かない」も誤りで、心臓への流れは続きます。
次は、酸素量で動静脈を決める誤りと、細いほど速いという誤りをまとめて直します。
自分で確かめよう
確認1:圧力が最も高いのはどの血管群?
心臓から送り出された直後の動脈です。確認2:流速が最も遅いのは?
毛細血管です。多数へ枝分かれし、合計断面積が大きいためです。確認3:毛細血管前後の酸素減少は何を示す?
血液から周囲の細胞へ酸素が移動したことを支持します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。