感覚器官が刺激を信号へ変える仕組みを考えよう
このレッスンの役割
このレッスンは6レッスンの2番目です。前回の経路の入口である感覚器官に注目します。今回は、刺激そのものが神経を流れるのではなく、感覚器官で神経の信号へ変えられることを理解します。
知る・理解する
感覚器官には、特定の種類の刺激を受け取る細胞があります。目は光、耳は音による振動、鼻や舌は化学物質、皮膚は圧力・温度などを受け取ります。
たとえば光は目まで届きますが、その光がそのまま神経の中を進むわけではありません。目の中の感覚細胞が光を受け取り、神経を伝わる信号へ変えます。この変換があるため、種類の違う刺激でも、中枢神経へ情報を届けられます。
具体例で使う
目を閉じていると、手に触れた物体の圧力は皮膚で受け取れますが、色は分かりません。皮膚には圧力などを受け取るしくみがあっても、光の波長を色として受け取る目のしくみとは異なるからです。
大きな音を聞いた場合は、空気の振動が耳へ届きます。耳で受け取られた情報が信号へ変わり、感覚神経を通って中枢神経へ進みます。
誤答を直して次の学びへつなげる
「光が視神経の中を脳まで走る」は誤りです。光が届くのは目で、そこから先は神経の信号です。また、すべての感覚器官がすべての刺激を同じように受け取るわけではありません。
次は、入口から中枢へ向かう感覚神経と、中枢から筋肉へ向かう運動神経を区別します。
自分で確かめよう
確認1:目が主に受け取る刺激は?
光です。確認2:光はそのまま神経の中を進む?
いいえ。目の感覚細胞で神経の信号へ変えられます。確認3:皮膚で色が分からないのはなぜ?
皮膚は圧力や温度などを受け取りますが、色に関わる光を受け取る目のしくみとは異なるからです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。