未知の総合資料を経路・前後差・因果から解こう
このレッスンの役割
このレッスンは「動物の体と働き」コースの最後です。消化・吸収・呼吸・循環・排出・神経の知識を、初めて見る資料から必要な分だけ選びます。完成の目安は、経路、器官前後の変化、因果の三つを根拠に短い考察を書けることです。
知る・理解する
総合問題は次の順で解きます。
- 問いを読み、求める器官・物質・反応を囲む。
- 図の矢印から経路を確定する。
- 表では器官の前後差、グラフでは時間変化を読む。
- 変化を説明できる仕組みを一つ選ぶ。
- 「資料の事実→仕組み→結論」の順に書く。
- 資料にない病名や原因まで言い切っていないか確認する。
具体例で使う
資料で、運動後に心拍数と呼吸数が増え、筋肉を出た血液では入る血液より酸素が少なく二酸化炭素が多かったとします。
事実は「筋肉通過後に酸素が減り二酸化炭素が増えた」です。仕組みは「運動した筋肉細胞が酸素を多く使い二酸化炭素を多く生じ、血液との交換が増えた」です。結論は「必要な酸素を運び二酸化炭素を除くため、呼吸と循環の働きが高まった」とまとめられます。
誤答を直して次の学びへつなげる
知っている用語をすべて書くと、問いへの答えがぼやけます。使う知識は資料の変化を説明するものだけにします。また、心拍数と呼吸数が同時に増えたことだけで一方が他方を直接起こしたとは断定せず、筋肉細胞の活動増加という共通原因を示します。
これで「動物の体と働き」は、物質と信号の経路を個別に説明し、初見資料で選んで統合するところまで完成です。間違えた場合は、用語ではなく、経路・前後差・因果のどこで止まったかを確認して対応するセクションへ戻ります。
自分で確かめよう
確認1:総合資料で最初に確定するものは?
問いが求めるものと、図に示された経路です。確認2:考察文の基本順序は?
資料の事実→使う仕組み→問いへの結論です。確認3:心拍数と呼吸数が同時に増えたら、一方が他方の直接原因?
資料だけでは断定できません。筋肉細胞の活動増加という共通原因を考えます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。