LESSON 01

血液の成分と働き

血液標本で赤血球・白血球・血小板を見分けよう

「血液の成分と働き」第2段階。数・大きさ・核の見え方から血液成分を識別します。

血液標本で赤血球・白血球・血小板を見分けよう

このレッスンの役割

このレッスンは「血液の成分と働き」6レッスンの2番目です。前回覚えた四つの成分を、顕微鏡標本の数・大きさ・核の見え方から識別します。色だけに頼らず、複数の特徴を使うことが目標です。

知る・理解する

血液の塗抹標本では、最も数が多い円盤状のものが赤血球です。白血球は数が少なく、赤血球より大きく、染色すると核が目立ちます。血小板は赤血球よりはるかに小さな断片として見えます。血しょうは細胞一個として見えるものではなく、成分のすき間を満たす液体です。

見る順 判断材料 主な識別
1 最も多いものは赤血球候補
2 大きさ 大きく核があるものは白血球候補
3 非常に小さい断片 血小板候補
4 細胞のすき間 血しょうが満たす部分

血液塗抹標本で見える赤血球・白血球・血小板多数の円盤状赤血球、少数で大きく核が目立つ白血球、非常に小さな血小板が液体の血しょう中にある。赤血球:多数白血球:大・核血小板:小さい数→大きさ→核→小片の順で観察

具体例で使う

標本中に、同じ形の円盤が数百個、核をもつ大きな細胞が数個、小さな点状物が多数見えたとします。円盤は赤血球、大きな細胞は白血球、小さな点状物は血小板と判断できます。

染色法や倍率によって色と見え方は変わります。赤く見えない赤血球でも、数と円盤状の形が一致すれば候補です。白黒の入試図では、色より特徴が重要です。

誤答を直して次の学びへつなげる

「一番大きいから赤血球」は誤りです。赤血球は数が多く、白血球の方が一般に大きく核が目立ちます。「透明な丸が血しょう一個」という考えも誤りで、血しょうは液体成分です。

次は、標本で見分けた成分が、酸素運搬、病原体への防御、傷口の止血でどのように協力するかを説明します。

自分で確かめよう

確認1:数が最も多い円盤状の成分は?赤血球です。
確認2:少数で大きく、核が目立つ成分は?白血球です。
確認3:血しょうは標本でどのように捉える?一個の細胞ではなく、赤血球などの間を満たす液体成分として捉えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。