LESSON 01

食物に含まれる栄養分

栄養分をエネルギー・体づくり・調節で分類しよう

「食物に含まれる栄養分」第1段階。六つの主な栄養分を体内での役割から整理します。

栄養分をエネルギー・体づくり・調節で分類しよう

このレッスンの役割

前のセクションでは、栄養分が小腸から血液へ入り、全身の細胞へ運ばれる見通しをつくりました。今回は、その「栄養分」にはどんな種類があり、体内で何に使われるかを整理します。

目標は、食品名ではなく栄養分名で考え、主な役割をエネルギー・体づくり・体の調子を整える働きへ分類することです。

知る・理解する

栄養分 主な役割
炭水化物 主にエネルギー源 デンプン、糖類
脂肪 エネルギー源、体の材料、蓄え 油、脂
タンパク質 筋肉や酵素など体をつくる材料、必要時はエネルギー源 肉・魚・豆などに多い
ビタミン 体の働きを調節 種類ごとに働きが異なる
無機物 骨や血液などの材料、体の働きを調節 カルシウム、鉄など
物質を溶かして運ぶ、体温調節、反応の場 飲料や食品中の水

一つの栄養分に役割は一つとは限りません。また、食品と栄養分は同じではありません。牛乳という食品には、水、タンパク質、脂肪、無機物など複数の成分が含まれます。

栄養分を三つの主な役割へ分類する炭水化物と脂肪は主にエネルギー、タンパク質・脂肪・無機物は体づくり、ビタミン・無機物・水は調節に関わり役割が重なるエネルギー炭水化物・脂肪タンパク質も使われる場合体づくりタンパク質・脂肪無機物体の調節ビタミン・無機物・水役割は互いに重なる

具体例で使う

部活動後のおにぎり、牛乳、果物を考えます。おにぎりには炭水化物が多く、主にエネルギー源になります。牛乳にはタンパク質やカルシウムなどが含まれ、体づくりにも関わります。果物には水やビタミンなどが含まれます。

これは「一つだけ食べればよい」という意味ではありません。異なる栄養分が異なる役割を分担し、同時に協力します。

誤答を直して次の学びへつなげる

「ビタミンを食べれば主なエネルギーになる」は誤りです。ビタミンは主に体の働きを調節し、炭水化物や脂肪のような主要なエネルギー源ではありません。

「タンパク質はそのまま筋肉になる」も単純化しすぎです。次の消化で吸収できる形に分解され、体内で必要な物質へつくり替えられます。次は、見た目では分からないデンプンやブドウ糖などを反応で確かめます。

自分で確かめよう

確認1:主なエネルギー源となる二つは?炭水化物と脂肪です。
確認2:無機物にはどんな役割がある?骨や血液など体の材料になったり、体の働きを調節したりします。
確認3:食品と栄養分の違いは?食品は食べ物そのもの、栄養分は食品に含まれ体内で利用される成分です。一つの食品には複数の栄養分が含まれます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。