心臓・肺・全身を二つの循環で結ぼう
このレッスンの役割
このレッスンは「体循環と肺循環」6レッスンの1番目です。前のセクションで学んだ心臓と血管をつなぎ、血液の一周を二つの輪として捉えます。今回は道順の細かな暗記より、肺循環と体循環がそれぞれ何をするのかを説明できるようにします。
肺循環は血液と外界の気体をつなぎ、体循環は血液と全身の細胞をつなぎます。二つは別々の仕組みではなく、心臓で連続する一つの流れです。
知る・理解する
肺循環は、心臓から肺へ行き、肺から心臓へ戻る流れです。肺で血液は二酸化炭素を渡し、酸素を受け取ります。
体循環は、心臓から全身へ行き、全身から心臓へ戻る流れです。全身の毛細血管で、血液は細胞へ酸素や養分を渡し、細胞から二酸化炭素などを受け取ります。
具体例で使う
運動すると細胞は多くの酸素を使い、多くの二酸化炭素を出します。体循環がそれらを運び、肺循環が二酸化炭素を外へ出して新しい酸素を受け取るため、二つの循環は協力して働きます。
「肺循環は肺の細胞に栄養を送るためだけの流れ」と考えるのは不十分です。中学校理科で中心となる役割は、全身から戻った血液を肺の空気と気体交換させることです。
誤答を直して次の学びへつなげる
二つの循環を二本の独立した道として描くと、血液がどこで次の循環へ移るか説明できません。どちらも心臓に戻り、心臓から次の目的地へ送り出されます。したがって「肺循環→心臓→体循環→心臓」という連続した一周として考えます。
次は心臓の四つの部屋を入れ、血液の一周を切れ目なくたどります。
自分で確かめよう
確認1:肺循環の中心的な役割は?
肺で血液が二酸化炭素を渡し、酸素を受け取ることです。確認2:体循環では血液と何が物質交換する?
全身の細胞です。確認3:肺循環と体循環はなぜ一つの流れといえる?
どちらも心臓でつながり、血液が連続して二つの循環を進むからです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。