血管を心臓からの流れの向きで分けよう
このレッスンの役割
このレッスンは「動脈・静脈・毛細血管」6レッスンの1番目です。前のセクションでは、心室から血液が送り出され、心房へ戻る順路を学びました。今回は血管を、心臓から出る動脈、心臓へ戻る静脈、その間をつなぐ毛細血管に分けます。
酸素量や図の色ではなく、矢印を心臓からたどって分類するのがおすすめです。
知る・理解する
動脈は心臓から血液が出ていく血管、静脈は心臓へ血液が戻る血管です。毛細血管は細動脈と細静脈の間で網目状に広がり、細胞との物質交換を担います。
全身では、大動脈→各部の動脈→毛細血管→各部の静脈→大静脈と流れます。肺では、肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈と流れます。
具体例で使う
肺動脈には酸素の少ない血液が流れますが、右心室から肺へ出るため動脈です。肺静脈には酸素の多い血液が流れますが、肺から左心房へ戻るため静脈です。
未知の血管Xで矢印が心臓から器官へ向かうなら、酸素量が示されていなくても動脈と判断できます。器官から心臓へ向かうなら静脈です。
誤答を直して次の学びへつなげる
「赤い血は動脈、青い血は静脈」という分類は使えません。図の色は情報を見やすくする記号で、血液が青色になるわけでもありません。心臓から出るか戻るかを見ます。
次は、断面図から動脈の厚い壁、静脈の弁、毛細血管の薄い壁を識別します。
自分で確かめよう
確認1:動脈と静脈を分ける基準は?
心臓から出る血管が動脈、心臓へ戻る血管が静脈です。確認2:肺動脈に酸素の少ない血液が流れても動脈なのはなぜ?
心臓の右心室から肺へ出る血管だからです。確認3:動脈と静脈の間をつなぐ血管は?
毛細血管です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。