肝臓が養分を調節しアンモニアを尿素に変える理由を知ろう
このレッスンの役割
このレッスンは6レッスンの2番目です。前回の不要物の流れから肝臓を取り出し、「養分の調節」と「有害な物質の処理」という二つの働きを学びます。肝臓を単なる解毒器官として覚えず、血液の成分を安定させる器官として理解します。
知る・理解する
小腸で吸収されたブドウ糖などは血液で肝臓へ運ばれます。肝臓は余分なブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄え、必要なときに再び利用できる形へ戻すことで、血液中の養分量の調節に関わります。
タンパク質の分解で生じるアンモニアは有害です。肝臓はアンモニアを比較的害の少ない尿素に変えます。尿素は血液に乗って腎臓へ運ばれます。
具体例で使う
食後は小腸から吸収されたブドウ糖が増えます。肝臓が一部をグリコーゲンに変えて蓄えることは、血液中のブドウ糖が急に増えすぎないことにつながります。食事の間には蓄えが利用されます。
肝臓を通る前後の血液を比べ、アンモニアが減って尿素が増えていれば、「肝臓でアンモニアが尿素に変えられた」と説明できます。
誤答を直して次の学びへつなげる
尿素は腎臓でつくられるのではありません。肝臓でつくられ、腎臓で血液から取り除かれます。「つくる」と「除く」を分けましょう。また、肝臓の働きは解毒だけではなく、養分の貯蔵・調節も含みます。
次は、腎臓が血液をろ過し、必要な物質を戻しながら尿をつくる仕組みを学びます。
自分で確かめよう
確認1:余分なブドウ糖は肝臓で何として蓄えられる?
グリコーゲンです。確認2:尿素は何からつくられる?
タンパク質の分解で生じる有害なアンモニアから、肝臓でつくられます。確認3:肝臓を通過後にアンモニアが減り尿素が増えたら何が言える?
肝臓でアンモニアが尿素へ変えられたと考えられます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。