腎臓のろ過と再吸収から尿ができる仕組みを説明しよう
このレッスンの役割
このレッスンは6レッスンの3番目です。肝臓でつくられた尿素を含む血液から、腎臓がどのように尿をつくるかを学びます。中心は「ろ過したものを全部捨てる」のではなく、必要な物質を血液へ戻すことです。
知る・理解する
腎臓には非常に多くの細い管があり、血液から水、尿素、塩類、ブドウ糖などの小さな物質がこし出されます。血球や大きなタンパク質は通常ほとんどこし出されません。最初にできる液を原尿と呼びます。
原尿に含まれる水、ブドウ糖、必要な塩類などの多くは、体に必要な量だけ再び血液へ戻されます。これが再吸収です。残った尿素、余分な水や塩類などが尿になります。
具体例で使う
ブドウ糖は小さいため原尿へこし出されますが、健康な状態ではほぼ再吸収されるため尿には通常ほとんど現れません。一方、尿素は一部が再吸収されても多くが尿へ残ります。
水をあまり飲まなかったときは、体内へ戻される水の割合が増え、少量で濃い尿になりやすくなります。腎臓は不要物を除くだけでなく、水や塩類の量の調節にも関わります。
誤答を直して次の学びへつなげる
尿は「汚れた血液そのもの」ではありません。血球などを保ったまま小さな物質をろ過し、必要な物質を再吸収した後の液です。また、ろ過された物質がすべて尿になるわけではありません。
次は血液・原尿・尿の成分表から、ろ過と再吸収の証拠を読み取ります。
自分で確かめよう
確認1:原尿とは何?
腎臓で血液から小さな物質がこし出されて最初にできる液です。確認2:再吸収とは?
原尿中の必要な物質を再び血液へ戻すことです。確認3:血球が通常尿へ出ない主な理由は?
大きくて、ろ過の段階で通常ほとんどこし出されないからです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。