LESSON 01

肺での呼吸とガス交換

胸郭模型で吸う・吐く仕組みを確かめよう

「肺での呼吸とガス交換」第2段階。横隔膜・胸郭体積・空気の出入りを模型で結びます。

胸郭模型で吸う・吐く仕組みを確かめよう

このレッスンの役割

このレッスンは「肺での呼吸とガス交換」6レッスンの2番目です。前回は換気とガス交換を分けました。今回は、肋骨や横隔膜の動きによって胸郭の体積が変わり、肺へ空気が出入りする仕組みを理解します。

知る・理解する

息を吸うとき、肋骨が上がり、横隔膜が下がります。胸郭の体積が大きくなると肺が広がり、外から空気が入ります。息を吐くときは肋骨が下がり、横隔膜が上がって胸郭が小さくなり、空気が出ます。

ペットボトル、内部の風船、底のゴム膜を使う模型では、ボトルが胸郭、風船が肺、ゴム膜が横隔膜に対応します。ゴム膜を下へ引くと内部の風船がふくらみます。

胸郭模型における吸うと吐くの体積変化ゴム膜を下げると容器内の体積が増えて風船に空気が入り、ゴム膜を上げると体積が減って空気が出る。横隔膜の向きと胸郭の体積を結ぶ吸う横隔膜が下がる→体積増吐く横隔膜が上がる→体積減

具体例で使う

模型のゴム膜を下へ引いたとき、風船がふくらみました。正しい説明は「容器内の体積が増え、内部の圧力が外より低くなったため、管を通って空気が入った」です。「ゴム膜が風船へ空気を押し込んだ」ではありません。

模型には限界があります。実際の横隔膜は平らなゴム膜そのものではなく筋肉で、胸郭には肋骨の動きもあります。また、肺は胸郭内で周囲の動きに従って広がり、肺自身が筋肉で空気を吸い込むわけではありません。

誤答を直して次の学びへつなげる

「吸うとき横隔膜が上がる」は逆です。吸うときは下がって胸郭の体積を増やします。図で上下を暗記するより、「体積を増やすには底がどちらへ動くか」を考えます。

次は、肺へ入った空気と毛細血管の血液の間で、二つの気体が反対向きに移動する仕組みを学びます。

自分で確かめよう

確認1:息を吸うときの横隔膜と胸郭は?横隔膜が下がり、肋骨が上がって胸郭の体積が大きくなります。
確認2:模型のゴム膜を下げると風船がふくらむ理由は?容器内の体積が増えて圧力が下がり、外から空気が入るからです。
確認3:模型の限界を一つ答えよう実際には肋骨も動くことや、横隔膜は筋肉であることなどが模型では十分に表されません。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。