未知の心臓資料を接続・弁・拍出量から解こう
このレッスンの役割
このレッスンは「心臓のつくりと血液の流れ」6レッスンの最終です。四つの部屋、太い血管、弁、壁の厚さ、拍出量を一つの初見資料で統合します。
知る・理解する
未知の図は次の順で読みます。
- 肺と全身へつながる血管を探す。
- 戻る血管につながる上側の部屋を心房とする。
- 心房から弁を通って心室へ進む。
- 全身へ送る厚い壁の部屋を左心室とする。
- 矢印が弁の向きと一致するか確認する。
- 心拍数と一回拍出量があれば毎分拍出量を求める。
具体例で使う
大静脈へ色素を入れると、右心房→右心室→肺動脈の順に現れました。これは血液の順路と一致します。次に肺静脈→左心房→左心室→大動脈へ進むと予想できます。ただし、最初に見えた部屋だけで他の道が存在しないとは断定しません。
未知動物の心拍数が90回/分、一回拍出量が80mL/回なら、毎分拍出量は90×80=7,200mL/分です。比較対象が100回/分、60mL/回なら6,000mL/分なので、心拍数が低い未知動物の方が毎分拍出量は多いと分かります。
誤答を直して次の学びへつなげる
「図の右下だから右心室」では証拠が弱く、向きが変わると使えません。「肺へ送る血管につながる」「壁は左心室ほど厚くない」と書けば右心室の根拠になります。
次の「動脈・静脈・毛細血管」では、心臓につながる血管名から一歩進み、流れの向き・壁の厚さ・物質交換によって三種類の血管を区別します。
自分で確かめよう
確認1:大動脈につながり壁が最も厚い部屋は?
左心室です。確認2:90回/分、80mL/回の毎分拍出量は?
7,200mL/分、つまり7.2L/分です。確認3:未知図で部屋を位置だけで決めない理由は?
図の向きや描き方が変わるためです。血管の接続、弁の向き、壁の厚さを合わせます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。