反射を意識より先に起こる反応として捉えよう
このレッスンの役割
このレッスンは「反射と意識的な反応」6レッスンの1番目です。前のセクションで学んだ刺激から反応までの経路を使い、今回は「考えてから動く前に起こる反応」を区別します。
完成の目安は、動作が速いという印象だけでなく、意識して決める前に決まった反応が起きることを根拠に反射を見分けることです。
知る・理解する
反射は、刺激に対して意識とは無関係に決まった反応が起こる仕組みです。熱いものに触れて手を引く、明るい場所でひとみが小さくなる、食物が口に入るとだ液が出るなどがあります。
反射は危険から体を守ったり、体の状態を調節したりするのに役立ちます。「熱い」と意識してから反応を選ぶより前に手を引ければ、傷害を小さくできる可能性があります。
具体例で使う
短距離走のスタートは非常に速くても、合図を聞き、いつ走り出すかを大脳で判断して行う動作なので、この意味での反射とは区別します。一方、ひざの下を適切に刺激して脚が動く反応は、意識して命令しなくても起こる反射です。
「速いか」だけでなく、「意識的な判断を経ずに決まった反応が起こるか」を見ます。
誤答を直して次の学びへつなげる
「練習して速くなった動作はすべて反射」は誤りです。すばやくても、状況を見て動作を選ぶなら意識的な反応です。反射は単なる速さの呼び名ではありません。
次は、反射の信号が脊髄を中心にどの順序で進むかを詳しくたどります。
自分で確かめよう
確認1:反射とはどんな反応?
刺激に対し、意識とは無関係に決まった反応が起こる仕組みです。確認2:短距離走のスタートは速ければ反射?
速さだけでは反射といえません。合図をもとに大脳で判断して動く反応です。確認3:熱い物から手を引く反射の利点は?
意識して判断する前に反応し、体への傷害を小さくするのに役立ちます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。