LESSON 01

食物に含まれる栄養分

栄養成分表示を同じ量にそろえて比較しよう

「食物に含まれる栄養分」第4段階。100 g当たりと一食当たりを換算して公平に比較します。

栄養成分表示を同じ量にそろえて比較しよう

このレッスンの役割

前のレッスンで、食品は複数の成分を含み、成分表示は一定量中の量を示すと学びました。今回は「100 g当たり」と「1食当たり」を換算して公平に比べます。

目標は、比較する食品量を先に決め、比例計算で各栄養分の実際の量を求めることです。

知る・理解する

100 g当たりの量から、食べる量に含まれる量を求める式は次です。

食べる量に含まれる成分 = 100 g当たりの成分 × 食べる量 ÷ 100

反対に、1食当たりの値を100 g当たりへ直すなら、1食の重さで割って100をかけます。

表示の基準が違う数値は、そのまま大小を比べません。30 g入り食品の「脂質5 g」と、100 g当たり「脂質10 g」では、前者を100 g当たりにすると約16.7 gなので、割合としては前者の方が多いと分かります。

100グラム当たりの表示を一食分へ換算する100グラム当たり炭水化物60グラムの食品を40グラム食べると24グラム含まれる計算表示100 g当たり炭水化物60 g40÷100をかける食べる量40 g60×40÷100=24 g比較前に「何g当たりか」をそろえる

具体例で使う

食品Aは100 g当たりタンパク質20 gで、一食は60 gです。食品Bは一食40 gにタンパク質10 gと表示されています。

Aの一食は20×60÷100=12 gです。同じ「一食」で比べるならAが12 g、Bが10 gです。一方、100 g当たりならBは10÷40×100=25 gなので、食品そのものの割合はBの方が高いと分かります。何を比べるかで答えが変わります。

誤答を直して次の学びへつなげる

「表示の数字が20と10だからAは常に2倍」は誤りです。基準量が違えば数字を直接比べられません。

「割合が高い食品を食べれば、必ず摂取量も多い」も誤りです。実際に食べる量をかけて判断します。次は、表示や検出反応から言える範囲を超えた典型誤答を直します。

自分で確かめよう

確認1:100 g当たり50 gの成分を30 g食べると何g?50×30÷100=15 gです。
確認2:一食40 gに8 g含む成分は100 g当たり何g?8÷40×100=20 gです。
確認3:「一食量」と「食品中の割合」は同じ比較?違います。一食量は実際に食べる重さを反映し、割合は同じ100 gなどへそろえて比べます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。