栄養成分表示を同じ量にそろえて比較しよう
このレッスンの役割
前のレッスンで、食品は複数の成分を含み、成分表示は一定量中の量を示すと学びました。今回は「100 g当たり」と「1食当たり」を換算して公平に比べます。
目標は、比較する食品量を先に決め、比例計算で各栄養分の実際の量を求めることです。
知る・理解する
100 g当たりの量から、食べる量に含まれる量を求める式は次です。
食べる量に含まれる成分 = 100 g当たりの成分 × 食べる量 ÷ 100
反対に、1食当たりの値を100 g当たりへ直すなら、1食の重さで割って100をかけます。
表示の基準が違う数値は、そのまま大小を比べません。30 g入り食品の「脂質5 g」と、100 g当たり「脂質10 g」では、前者を100 g当たりにすると約16.7 gなので、割合としては前者の方が多いと分かります。
具体例で使う
食品Aは100 g当たりタンパク質20 gで、一食は60 gです。食品Bは一食40 gにタンパク質10 gと表示されています。
Aの一食は20×60÷100=12 gです。同じ「一食」で比べるならAが12 g、Bが10 gです。一方、100 g当たりならBは10÷40×100=25 gなので、食品そのものの割合はBの方が高いと分かります。何を比べるかで答えが変わります。
誤答を直して次の学びへつなげる
「表示の数字が20と10だからAは常に2倍」は誤りです。基準量が違えば数字を直接比べられません。
「割合が高い食品を食べれば、必ず摂取量も多い」も誤りです。実際に食べる量をかけて判断します。次は、表示や検出反応から言える範囲を超えた典型誤答を直します。
自分で確かめよう
確認1:100 g当たり50 gの成分を30 g食べると何g?
50×30÷100=15 gです。確認2:一食40 gに8 g含む成分は100 g当たり何g?
8÷40×100=20 gです。確認3:「一食量」と「食品中の割合」は同じ比較?
違います。一食量は実際に食べる重さを反映し、割合は同じ100 gなどへそろえて比べます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。