LESSON 01

体循環と肺循環

肺と全身で酸素・二酸化炭素がどう変わるか説明しよう

「体循環と肺循環」第3段階。肺と全身で起こる酸素・二酸化炭素の逆向きの交換を説明します。

肺と全身で酸素・二酸化炭素がどう変わるか説明しよう

このレッスンの役割

このレッスンは6レッスンの3番目です。前回たどった経路に、酸素と二酸化炭素の受け渡しを重ねます。目標は色を覚えることではなく、「どこで、何から何へ移るか」を説明することです。

知る・理解する

肺の毛細血管では、肺胞の空気から血液へ酸素が移り、血液から肺胞へ二酸化炭素が移ります。その結果、肺を通過した血液は通過前より酸素が多く、二酸化炭素が少なくなります。

全身の毛細血管では、血液から細胞へ酸素が移り、細胞から血液へ二酸化炭素が移ります。その結果、全身を通過した血液は通過前より酸素が少なく、二酸化炭素が多くなります。

肺と全身で逆向きに起こる気体交換肺では酸素が血液へ入り二酸化炭素が出る。全身では酸素が細胞へ渡り二酸化炭素が血液へ入る。肺の毛細血管全身の毛細血管肺胞 → 酸素 → 血液血液 → 二酸化炭素 → 肺胞血液 → 酸素 → 細胞細胞 → 二酸化炭素 → 血液心臓は血液を送る気体交換の場所ではない

具体例で使う

血液Aは肺へ入る直前、血液Bは肺を出た直後だとします。Bの酸素量がAより多いなら、その差は肺で酸素を受け取った結果です。肺が酸素を作ったのではなく、吸い込んだ空気から血液へ移ったのです。

全身では逆に、細胞が生命活動で酸素を使い二酸化炭素をつくるため、全身を出た血液は酸素が減り二酸化炭素が増えます。ただし酸素が完全にゼロになるわけではありません。

誤答を直して次の学びへつなげる

「心臓で血液に酸素を入れる」は誤りです。心臓の役割はポンプとして血液を送り出すこと。酸素量が大きく変わる場所は肺と全身の毛細血管です。

次は、数値や矢印だけの資料から交換場所と循環経路を復元します。

自分で確かめよう

確認1:肺を通ると酸素量はどうなる?肺胞から血液へ酸素が移るため、多くなります。
確認2:全身を通ると二酸化炭素量はどうなる?細胞から血液へ二酸化炭素が移るため、多くなります。
確認3:心臓は血液に酸素を加える場所?いいえ。心臓は血液を送り出し、酸素を受け取る主な場所は肺です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。