LESSON 01

刺激を受けて反応する仕組み

ものさし実験から反応時間を比べよう

「刺激を受けて反応する仕組み」第4段階。ものさしの落下距離から反応時間を比較し、実験条件を評価します。

ものさし実験から反応時間を比べよう

このレッスンの役割

このレッスンは6レッスンの4番目です。刺激から筋肉まで信号が進む経路を、測定できる現象へつなげます。ものさしを落としてからつかむまでの落下距離を使い、反応時間の長短を比較します。

知る・理解する

一人がものさしを縦に持ち、もう一人が0 cm付近へ指を構えます。予告せずにものさしを落とし、つかんだ位置を記録します。落下距離が短いほど、見てから指を閉じるまでの時間が短いと判断できます。

公平に比べるには、ものさしの開始位置、持ち方、見る場所、合図の有無をそろえます。人の反応にはばらつきがあるので複数回行い、明らかな失敗の扱いを事前に決めたうえで平均などを比べます。

ものさし落下距離と反応時間の関係短い落下距離でつかめた試行は反応時間が短く、長く落下してからつかんだ試行は反応時間が長い。試行A落下距離が短い反応時間が短い試行B落下距離が長い反応時間が長い条件をそろえて複数回比較

具体例で使う

Aさんの5回の落下距離が12、10、11、13、9 cmなら、平均は11 cmです。Bさんが16、15、14、17、13 cmで平均15 cmなら、この条件の測定ではAさんの方が短い距離でつかんだといえます。

ただし、一回だけの結果で「反応能力が必ず高い」と決めません。偶然、予測、疲れ、練習なども結果に影響します。測定結果と人そのものの評価を分けます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「長く落ちた方が速くつかんだ」は逆です。つかむまで時間がかかるほど、ものさしは長い距離を落ちます。また、合図を出した試行と出さない試行を混ぜると条件がそろいません。

次は、反応の各段階で誰が何をしているかを整理し、典型的な説明の誤りを直します。

自分で確かめよう

確認1:落下距離が短いと反応時間はどう考えられる?短いと考えられます。
確認2:一回だけで比較しない理由は?反応にはばらつきがあり、偶然や予測の影響を受けるからです。
確認3:公平な比較でそろえる条件を一つ挙げると?ものさしの開始位置、持ち方、見る場所、合図の有無などです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。