反射と意識的な反応の経路を比較しよう
このレッスンの役割
このレッスンは6レッスンの3番目です。反射の経路を、前のセクションで学んだ意識的な反応と比較します。共通する部品を確認してから、筋肉へ命令を出すまでの経路の違いを説明します。
知る・理解する
どちらも、感覚器官で刺激を受け、感覚神経で中枢へ伝え、運動神経で筋肉へ信号を送り、筋肉が反応する点は共通です。
意識的な反応では、信号が大脳へ届き、情報をもとに動作を選んでから筋肉へ命令が出ます。反射では、脊髄などを中心とする経路から筋肉への信号が出るため、大脳で意識的に判断するのを待ちません。
具体例で使う
熱い物から手を引くのは反射です。その後、水で冷やすか助けを呼ぶかを選ぶ動作は、大脳で状況を判断する意識的な反応です。一つの出来事の中に二種類の反応が続いて現れることがあります。
経路図で大脳を通らず脊髄から筋肉へ分岐する矢印があれば反射経路の証拠になります。
誤答を直して次の学びへつなげる
反射を「脳をまったく使わない反応」と表すと不正確です。筋肉への信号は大脳の判断を待ちませんが、刺激の情報は大脳へも伝わります。また意識的反応が常に遅いと断定せず、比較条件をそろえます。
次は複数回の反応時間データを比べ、経路の違いがどのような傾向として現れるかを読みます。
自分で確かめよう
確認1:二つの反応に共通する部分は?
感覚器官、感覚神経、中枢神経、運動神経、筋肉が関わります。確認2:反射が意識的反応と異なる中心点は?
筋肉への反応が大脳での意識的判断を待たず、脊髄などを中心に起こる点です。確認3:手を引いた後に水で冷やす動作はどちら?
状況を判断して選ぶ意識的な反応です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。