LESSON 01

血液の成分と働き

運搬・防御・止血が協力する仕組みを説明しよう

「血液の成分と働き」第3段階。運搬・防御・止血を場面と物質に結びます。

運搬・防御・止血が協力する仕組みを説明しよう

このレッスンの役割

このレッスンは「血液の成分と働き」6レッスンの3番目です。前回は標本で成分を識別しました。今回は、肺・小腸・細胞・傷口という場面で、各成分の役割がどうつながるかを説明します。

知る・理解する

赤血球は肺で酸素を受け取り、全身へ運びます。血しょうは小腸で吸収された養分を運び、細胞から二酸化炭素や尿素などを受け取ります。白血球は血管内や組織で病原体などへ働きます。血小板は血管が傷ついた場所へ集まり、血液を固める反応を助けます。

血液成分が運搬・防御・止血で協力する図赤血球は肺から酸素、血しょうは小腸から養分と細胞から不要物を運び、白血球は病原体へ働き、血小板は傷口をふさぐ。物質と場面によって担当を選ぶ酸素小腸養分血液赤血球+血しょう物質を運ぶ全身の細胞利用・不要物白血球病原体へ働く血小板傷口の止血違う働きが同時に進み、体内環境を保つ

具体例で使う

転んで皮膚と細い血管が傷ついたとします。まず血小板などが傷口で血液を固め、出血を抑えます。傷から入った細菌には白血球が働きます。傷の修復に必要な酸素や養分は赤血球と血しょうが運びます。

運動中の筋肉では、赤血球が酸素を届け、血しょうがブドウ糖などを運びます。筋肉で生じた二酸化炭素は血液によって肺へ運ばれます。一つの血管内で複数の成分が別々の物質を扱っています。

誤答を直して次の学びへつなげる

「赤血球が血液中の全ての物質を運ぶ」は誤りです。赤血球は主に酸素、血しょうは養分・二酸化炭素・不要物などを運びます。「白血球が傷口を固める」も、白血球の防御と血小板の止血を混同しています。

次は、成分数の増減や基準範囲を読み、どの働きが弱くなる可能性があるかを資料から推定します。

自分で確かめよう

確認1:肺から筋肉へ酸素を主に運ぶ成分は?赤血球です。
確認2:小腸で吸収したブドウ糖を主に運ぶ成分は?血しょうです。
確認3:傷口で白血球と血小板は何を分担する?白血球は病原体などへの防御、血小板は血液を固めて止血する働きを助けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。