運搬・防御・止血が協力する仕組みを説明しよう
このレッスンの役割
このレッスンは「血液の成分と働き」6レッスンの3番目です。前回は標本で成分を識別しました。今回は、肺・小腸・細胞・傷口という場面で、各成分の役割がどうつながるかを説明します。
知る・理解する
赤血球は肺で酸素を受け取り、全身へ運びます。血しょうは小腸で吸収された養分を運び、細胞から二酸化炭素や尿素などを受け取ります。白血球は血管内や組織で病原体などへ働きます。血小板は血管が傷ついた場所へ集まり、血液を固める反応を助けます。
具体例で使う
転んで皮膚と細い血管が傷ついたとします。まず血小板などが傷口で血液を固め、出血を抑えます。傷から入った細菌には白血球が働きます。傷の修復に必要な酸素や養分は赤血球と血しょうが運びます。
運動中の筋肉では、赤血球が酸素を届け、血しょうがブドウ糖などを運びます。筋肉で生じた二酸化炭素は血液によって肺へ運ばれます。一つの血管内で複数の成分が別々の物質を扱っています。
誤答を直して次の学びへつなげる
「赤血球が血液中の全ての物質を運ぶ」は誤りです。赤血球は主に酸素、血しょうは養分・二酸化炭素・不要物などを運びます。「白血球が傷口を固める」も、白血球の防御と血小板の止血を混同しています。
次は、成分数の増減や基準範囲を読み、どの働きが弱くなる可能性があるかを資料から推定します。
自分で確かめよう
確認1:肺から筋肉へ酸素を主に運ぶ成分は?
赤血球です。確認2:小腸で吸収したブドウ糖を主に運ぶ成分は?
血しょうです。確認3:傷口で白血球と血小板は何を分担する?
白血球は病原体などへの防御、血小板は血液を固めて止血する働きを助けます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。