器官が物質をつくる・一器官だけで働くという混同を直そう
このレッスンの役割
このレッスンは6レッスンの5番目です。総合問題で起こりやすい誤りを、器官と動詞の対応から直します。「肺=酸素」「小腸=栄養」のような単語の組合せではなく、何を受け取り、どんな変化を起こし、次へ何を渡すかを説明します。
知る・理解する
消化器官は食物を吸収できる物質へ分解し、小腸は養分を吸収します。肺は酸素をつくらず、空気と血液の間で気体を交換します。血液は養分や気体をつくらず、運搬します。心臓は血液を送り出します。肝臓は養分を調節しアンモニアを尿素へ変えます。腎臓は尿素などを血液から取り除き、尿をつくります。
具体例で使う
誤答「肺でつくられた酸素を心臓が血液へ入れる」を直します。正しくは「肺胞の空気から毛細血管の血液へ酸素が移り、心臓がその血液を全身へ送り出す」です。
誤答「小腸が養分をつくり、血液が消化する」は、「消化器官で食物が養分へ分解され、小腸が吸収し、血液が運ぶ」と直します。
誤答を直して次の学びへつなげる
一つの器官だけで生命活動が完了するという説明は、多くの場合不十分です。細胞へ酸素が届くにも、呼吸器・循環器・血液・毛細血管が協力します。誤答を見つけたら、最初に不正確な動詞を特定し、前後の器官までつなぎ直します。
次は、複数の図・表・グラフから必要な仕組みを選び、入試の考察文を完成させます。
自分で確かめよう
確認1:肺の正確な働きを動詞で言うと?
空気と血液の間で気体を交換します。確認2:血液は養分をつくる?
いいえ。吸収された養分などを運びます。確認3:器官の説明を直す第一歩は?
器官に対応する動詞が正確か確認し、前後の器官との受け渡しをつなぎます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。